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バイエルン、CL決勝予想スタメン全選手紹介。世界最高峰の陣容、6度目の頂点へ死角なし?【欧州CL決勝】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

MF

チアゴ・アルカンタラ
【写真:Getty Images】

チアゴ・アルカンタラ(スペイン代表/背番号6)
生年月日:1991年4月11日(29歳)
今大会成績:9試合出場/0得点2アシスト


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 中盤からゲームを統べる極上のコンダクターは充実一途だ。正確なボールコントロールや瞬時の判断力に磨きがかかり、思うままに展開を操る。レオン・ゴレツカとのコンビも盤石で、阿吽の呼吸でお互いの立ち位置を調整しながら巧みにバランスをとる。

 今大会終了後にはリバプールへの移籍も噂されるが、周囲の喧騒に惑わされることなく目の前の戦いに集中し、全身全霊でチームに貢献できるメンタル面の成熟も見事だ。両足から繰り出される極上のサイドチェンジや、相手の急所を突く一撃必殺の縦パスで局面を大きく変えることもできる。今のチアゴを単独で止めるのはほぼ不可能と言えるかもしれない。

レオン・ゴレツカ
【写真:Getty Images】

レオン・ゴレツカ(ドイツ代表/背番号18)
生年月日:1995年2月6日(25歳)
今大会成績:7試合出場/1得点1アシスト

 バイエルンに移籍してからは何度か負傷離脱を強いられたこともあったが、いまやチームに不可欠な戦力となった。得点力に優れたセントラルMFとして力強く中盤を支える。CLでは1得点にとどまっているものの、リーグ戦では6得点9アシストと多くのゴールシーンに絡んだ。

 運動量豊富でプレスの強度も高く、アグレッシブなプレーでピッチのあらゆる局面に顔を出す。自らのボール奪取から攻撃につなげ、ゴールまで迫ることもあるほどだ。縦横無尽に駆け回ってタフさを継続的に発揮できる稀有な存在は、チアゴとの連係も板についてきた。

トーマス・ミュラー
【写真:Getty Images】

トーマス・ミュラー(元ドイツ代表/背番号25)
生年月日:1989年9月13日(31歳)
今大会成績:9試合出場/4得点3アシスト

 トーマス・ミュラーの復活なくしてバイエルンの勝ち上がりは実現しなかった。リーグ戦ではブンデスリーガ記録を塗り替える21アシスト、CLでも神出鬼没な動きで4得点3アシストと毎試合のように決定的な活躍を披露している。

 チームリーダーとしての振る舞いも心強い。巧みな動き出しで相手のマークをかいくぐり、ある時は中盤の狭いスペースで、またある時はディフェンスラインの裏に飛び出して、颯爽とゴールを陥れる。それだけでなく味方のためのスペースを作る絶え間ないフリーランニングも効果的で、感情を表に出すことによってチームに勢いをもたらす。

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