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19/20チャンピオンズリーグベストイレブン。Fチャン編集部選定、世界最高峰の舞台を彩った名手たち【欧州CL】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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アンヘル・ディ・マリア
【写真:Getty Images】

アンヘル・ディ・マリア(アルゼンチン代表/パリ・サンジェルマン)
生年月日:1988年2月14日(32歳)
今大会成績:9試合出場/3得点7アシスト


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 出場停止明けだった準決勝のRBライプツィヒ戦では全3得点に絡む大活躍でPSGをクラブ史上初のCL決勝進出に導いた。それだけでなく常に献身的で、かつアイディア豊富なディ・マリアは、チーム内で最もコンスタントなプレーを見せていた1人だ。

 9試合に出場して自ら決めた3得点も含め、10個のゴールに直接関与したことが継続性を証明している。32歳になっても衰える気配は一切ない。ネイマールやキリアン・ムバッペ、マウロ・イカルディといった我の強いアタッカーたちを力強く支え、さらに決定的な存在でもあり続けた。

セルジュ・ニャブリ
【写真:Getty Images】

セルジュ・ニャブリ(ドイツ代表/バイエルン・ミュンヘン)
生年月日:1995年7月14日(25歳)
今大会成績:10試合出場/9得点2アシスト

 グループリーグ第2戦のトッテナム戦で記録した4得点1アシストを皮切りに、とにかくゴールを決めまくった。8月のCL再開後も準々決勝のバルセロナ戦は1得点1アシスト、さらに準決勝のリヨン戦でも2得点を挙げ、バイエルン決勝進出の立役者に。

 圧倒的な推進力を誇る電光石火のドリブルや、ボールが割れんばかりのパンチ力で繰り出す強烈なシュートは常に相手ディフェンスの脅威だった。もはや単独では止められない勢いだ。そのうえロベルト・レヴァンドフスキやミュラーとの連係プレーも阿吽の呼吸で、流れるような連係プレーもバイエルンの大きな武器になっていた。ニャブリは25歳にして手のつけようがないアタッカーへと進化を遂げている。

ロベルト・レヴァンドフスキ
【写真:Getty Images】

ロベルト・レヴァンドフスキ(ポーランド代表/バイエルン・ ミュンヘン)
生年月日:1988年8月21日(32歳)
今大会成績:10試合出場/15得点6アシスト

 出場試合数を大きく上回る15得点を奪い、ぶっちぎりで2019/20シーズンのCL得点王に輝いた。ブンデスリーガとDFBポカールも合わせて得点王三冠、しかも全てでチームタイトルも獲得しており、欧州最強ストライカーとしての地位を確立している。

 右足、左足、頭とあらゆるパターンでゴールを奪うことができ、ポストプレーやチャンスメイク、守備におけるプレッシングなどペナルティエリア外での仕事も疎かにしない。常にチームの勝利を第一に考え、徹底した自己管理でプロフェッショナルな姿勢を貫き、情熱的で野心に溢れるプレーぶりは、まさにパーフェクトストライカーだ。

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