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鎌田大地がメキシコ戦のトップ下先発でつかんだ確信「自分がなりたいようになれる」

text by 編集部 photo by Getty Images

鎌田大地
【写真:Getty Images】

 日本代表は現地17日にメキシコ代表と国際親善試合を行い、0-2で敗れた。

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 前半は日本も多くのチャンスを作りながら仕留めきれず。後半は逆にギアを上げたメキシコに主導権を握られ、63分、68分と立て続けにゴールを奪われてしまった。

「日本と似たようなチームだなと感じましたけど、やっぱり常に上にいるチームとの違いは最後の決定力、最後に守り切るという差だと思います。本当にちょっとした差ですけど、それがやっぱり、とても難しいというか。最後の部分が本当に少しの違いだと思います」

 トップ下でメキシコ戦に先発出場した鎌田大地は、冷静に敗戦を総括した。勝つためにはどうすればいいのか。「個々のレベルアップしかないと思うし、1人ひとりがもっといいリーグでやって、もっといいチームでプレーするというのがすごい大事なのかなと思います」と彼の答えはシンプルだ。

 もっとも「もっといいリーグでプレーする」「もっといいチームでプレーする」というのは鎌田自身にも求められること。ブンデスリーガ1部のアイントラハト・フランクフルトで主力として活躍する24歳のMFは、もちそんそのことを自覚している。

 そして、メキシコ戦を経験したことで、国際レベルで一流に達するために克服すべき課題や、成長のための基準となるものを見出したようだ。日本代表でのキャリアが浅い彼にとって、敗れた一戦も有意義なものだったに違いない。

「僕自身ももっと、後半のチームが苦しくなった時にボールを失わずにキープして(味方に)時間を作ってあげたり、ファウルをもらったり、今の実力でもできると思いますけど、やっぱり自分がもっとよければ、もっとできたと思う。

自分も自分が思っているところにまだまだ足りていないし、自分が想像しているところにはまだまだ行けていない。でも戦ってみて、近づいてきていると思う。またフランクフルトに戻って成長していけたらと思います」

 日本代表に選ばれ始めた頃は不慣れな1トップを任されて苦戦し、より低い位置でトップ下やセントラルMFとしてプレーすることを望む発言もあった。そして実際にトップ下で起用されるようになってからは、自分の特徴にマッチした役割を任されて自信を深めつつあるところだ。

「8番、中盤のインサイドでプレーしたいだとか、中盤でやりたいとか、上に行くためには絶対そこでできないといけないと、自分が描いているものは昔から変わらずに言ってきました。周りがどう思っていたかは知らないですけど、だんだん(理想に)近づけている感覚で、そういうのは全て将来的にできると思うし、自分がなりたいようになれると思っているので、本当にフランクフルトに戻って少しずつ良くしていけるのかなと思います」

 所属クラブでは中盤の選手として守備での貢献も強く要求され、鎌田もそれに必死に答えようと体を張って、手応えを得ていると以前に語っていた。日本代表でも1トップからポジションが下がったことで「自分が言っていたことを周りも理解している」「僕自身が変わったというより本当、周りの人の見方が変わった」と実感している。

 今回の対戦で完敗を喫したメキシコと同等かそれ以上のレベルに達しなければ、日本代表が2年後のカタールワールドカップで史上初のベスト8進出を果たすのは難しい。だからこそ、ピッチ上で体験した一段階上のレベルを自らの基準とし、勝つために必要とされる理想の選手像を目指してもらいたいところだ。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

【了】

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