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スペイン代表最高額ベストイレブン。市場価値で選出、8人が下部組織出身でバルセロナ、レアル、アトレティコから選ばれたのは…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】

ミケル・オヤルサバル(レアル・ソシエダ)
生年月日:1997年4月21日(23歳)
市場価値:7000万ユーロ(約84億円)
20/21リーグ戦成績:14試合出場/7得点4アシスト

 ミケル・オヤルサバルはレアル・ソシエダで背番号10を背負い、昨季からはキャプテンを務める。14歳からソシエダでプレーする23歳は、育成を重視するクラブの大黒柱となった。

 狭い局面でもボールを失わないテクニック、決定的な場面を作り出すパスセンス、自ら切り込むドリブルスキルを持っている。勤勉さとフィジカルの強さを兼ね備えており、ゴール前で迫力を出すこともできる。ソシエダでは左サイドでの起用がメインだが、スペイン代表では2トップの一角や右サイドでプレーすることもある。

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【写真:Getty Images】

アルバロ・モラタ(ユベントス)
生年月日:1992年10月23日(28歳)
市場価値:5000万ユーロ(約60億円)
20/21リーグ戦成績:13試合出場/4得点6アシスト

 4年ぶりに戻ってきたユベントスで、アルバロ・モラタはコンスタントにゴールを重ねている。UEFAチャンピオンズリーグではグループステージ6試合で6得点、公式戦では既に12ゴールを挙げている。

 レアル・マドリード、ユベントス、チェルシー、アトレティコ・マドリードと、ビッグクラブを渡り歩いてきた。リーグ戦で2ケタ得点を挙げたのはわずか3シーズンだが、ゴール以外の部分で貢献できるのがモラタの強み。近年は思うような結果を残せなかったり、チームが不調の際はスケープゴートにされたこともあったが、ユベントスで再スタートを切った今季は上々の前半戦を過ごしている。

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【写真:Getty Images】

アンス・ファティ(バルセロナ)
生年月日:2002年10月31日(18歳)
市場価値:8000万ユーロ(約96億円)
20/21リーグ戦成績:7試合出場/4得点1アシスト

 ファティは今季も記録を作り続ける。昨年9月にはスペイン代表史上最年少ゴールを記録し、10月にはエル・クラシコにおける最年少ゴール記録を塗り替えた。18歳のファティはバルセロナの次なるエースとして周囲の期待を背負っており、正式にトップチームの一員となると同時に、契約解除金は4億ユーロ(約480億円)に引き上げられている。

 テクニック、スピード、そしてゴール前での落ち着きはすでにワールドクラス。8000万ユーロ(約96億円)という市場価値はスペイン人の中で最高額だが、現在は内側半月板を損傷して長期離脱を強いられている。

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