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20/21シーズン最高額移籍は誰だ? サッカー移籍金ランキング11~15位。リバプールの救世主だったはずの男とは…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

12位:爆発的な攻撃力を秘めるWB

アクラフ・ハキミ
【写真:Getty Images】

MF:アクラフ・ハキミ(モロッコ代表)
生年月日:1998年11月4日(22歳)
所属クラブ:ボルシア・ドルトムント(※期限付き移籍期間満了)→レアル・マドリード→インテル
移籍日:2020年7月2日(当時21歳)
移籍金:4000万ユーロ(約48億円)
初年度のリーグ戦成績:19試合出場/6得点4アシスト

 ボルシア・ドルトムントへ期限付き移籍した2年間で評価を高めたが、レンタル元のレアル・マドリードには居場所がなかった。ウィングバックとしての攻撃力は折り紙つきだが、4バックでサイドバックを担う場合に守備力への信頼が薄かったようだ。

 そしてインテルへ完全移籍することに。初めてのセリエAではアントニオ・コンテ監督の3-5-2に完璧にハマり、右ウィングバックとして爆発的な攻撃センスを発揮。シーズンが半分終わった段階ながら、すでにゴールとアシストの合計が二桁に達している。

 豪快な攻め上がりから放つ高速クロス、ゴール前に顔を出しての強烈なシュートはワールドクラス。肉体的なタフさにも磨きがかかり、22歳にして世界最高峰のウィングバックとなった。これだけの才能を手放したマドリーやドルトムントは唇を噛んでいるのではなかろうか。

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