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アジアの舞台で輝いた“日本の至宝”。前園真聖氏、24年前のアジア杯で決めた華麗な一撃

text by 編集部 photo by Getty Images

前園真聖
【写真:Getty Images】

 プロ化直後の日本サッカー界を代表するスター選手だった元日本代表の前園真聖氏。AFCアジアカップ公式ツイッターアカウントでは16日に、その前園氏が約24年前に記録した華麗なゴールを紹介している。

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 前園氏はJリーグ創設当初から横浜フリューゲルスで主力として活躍。日本五輪代表でもエースとしてチームをけん引し、1996年アトランタ五輪で28年ぶりの本大会出場や“マイアミの奇跡”をもたらした。

 五輪後はその2年前にデビューを飾っていたA代表に専念。1996年12月にはUAEで開催されたアジアカップに、連覇を目指す日本代表の一員として参戦した。

 シリア代表との初戦に勝利を収めたあと、第2戦でウズベキスタン代表と対戦した加茂ジャパンは前半に名波浩と三浦知良のゴールで2点をリード。86分には前園が直接FKから3点目を奪って勝利を確実としたあと、終了間際にビューティフルゴールが生まれた。

 相手陣内でボールを奪った本田泰人が、ディフェンスラインの裏へ抜け出す前園へ浮き球で絶妙なラストパスを供給。前園は最初のタッチで軽くボールを浮かせて飛び出してきた相手GKをかわし、無人のゴールに難なくシュートを流し込んだ。

 2連勝で早々とグループ突破を決めた日本代表は中国代表にも勝利して全勝で決勝トーナメントへ進出。だが準々決勝でクウェート代表に予想外の敗戦を喫し、初優勝の前回大会に続いてのアジア制覇はならなかった。

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