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大久保嘉人は「点を取れるところを知っている」。5戦5得点、なぜセレッソ大阪でゴールを重ねているのか?

text by 加藤健一 photo by Getty Images
大久保嘉人
【写真:Getty Images】

【横浜FC 1-4 セレッソ大阪 J1第4節】

 明治安田生命J1リーグ第4節、横浜FC対セレッソ大阪が13日に行われた。激しい雨により悪化したピッチコンディションの中でセレッソは4得点を奪い、1-4で勝利している。

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 1-1で迎えた60分、大久保嘉人に今季5得点目が生まれる。右サイドの深い位置で坂元達裕のパスが松田陸に通る。松田のクロスに大久保が飛び込み、ボールは顔に当たりながらゴールへ吸い込まれた。

 この日は唯一のシュートが、チームに勝利を呼び込む貴重なゴールとなった。FC東京戦も唯一のシュートがゴールになっており、ストライカーとして一瞬の隙を突く集中力の高さを感じさせる。今季全体でもシュート10本で5得点という高確率で得点を決めている。

 この試合で今季初ゴールを挙げた豊川雄太は大久保について「日本でナンバーワンのストライカー」と評価する。今季からチームメイトとなったが、「点を取れるところを知っているなと感じる」と語った。

 今季、ツエーゲン金沢から移籍し、この試合でJ1初ゴールを記録した加藤陸次樹は、15歳上のFWの影響を受けている。「相手の前に入るタイミングばっちりでした」と、大久保のゴールシーンを振り返った。

 チームはこれで開幕から5試合連続で複数ゴールとなった。豊川は、「(中盤の選手が)前を見てくれるので、僕と嘉人さんはゴールに集中できる」と好調の理由を語る。清武弘嗣や坂元達裕を中心とする中盤のパフォーマンスが、大久保を中心としたFW陣のゴール量産につながっている。

(文:加藤健一)

【了】

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