大迫勇也
【写真:Zoom会見のスクリーンショット】

 日本代表は国際親善試合の韓国代表戦を翌日に控え、合宿を続けている。24日のオンライン取材にはドイツ・ブンデスリーガ1部のヴェルダー・ブレーメンに所属するFW大迫勇也が登場した。

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 クラブでは苦境に立たされている。今季はリーグ戦17試合に出場しているが、ほとんどが途中出場。スタメン起用は6試合しかなく、1試合あたりの平均出場時間は35分と厳しい立場だ。出番の減少や不慣れなポジションでの起用などの影響も受け、リーグ戦でのゴールは1つもない。

 大迫自身も「今の状況は自分が一番わかっています」と難しいシーズンを送っていることを認めている。ブレーメンでフロリアン・コーフェルト監督が指向するサッカーと、大迫のプレースタイルはマッチしていない。

 システムは3-4-2-1で、前線のアタッカーたちに求められる最も重要な役割は守備面でのハードワークだ。ストライカーには攻撃の起点を作るポストプレーよりも、機動力や運動量、プレー強度といった部分に特徴のある選手が重用される。

 そのなかで大迫は本職の1トップではなく、2列目のインサイドハーフとして終盤にピッチへ送り出される試合が多く、持ち味を最大限に発揮できているとは言い難い。本人ももどかしさを感じているようだ。

「自分はインサイドハーフの選手じゃないので。FWなので。ただ、ブレーメンが今やっているサッカーで自分が輝くことが難しいのかなと考えています。だからこそ自分にチームが合わせてくれるように、違うものを出していけないとなと思いますね」

 ならば1トップ起用が濃厚な日本代表戦で、クラブにおける不遇の日々で溜まった鬱憤を晴らせばいい。しかし、大迫は「今回だけでなく毎回そうですけど、代表は別ですね。サッカーのプレーも(クラブとは)かなり違いますし、全く別物だと思います」と語る。

 頭を切り替えてクラブでの悔しさは一度忘れ、日本代表では「代表」のサッカーに集中する。なぜなら「日本代表の試合は特別」だからだと大迫は言う。より自分らしさを発揮できる舞台で「しっかりと自分の存在感を出せればいい」と意気込んだ。

「長年やってきた1トップでしっかり結果を出すのは、自分的にもコンディション的にもさらに上がると思う。この2試合(韓国戦とモンゴル戦)は自分としても、チームとしてももちろんですけど、すごく大事な2試合になると思います」

 ゴールという結果で日本代表の勝利に貢献し、ポジティブな気分とともにドイツへ戻ることができるだろうか。日韓戦とモンゴル戦で改めてストライカーとしての価値を証明できれば、ブレーメンでの立場に変化が生まれる可能性もゼロではないはずだ。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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