U-24日本代表は26日にSAISON CARD CUP 2021でU-24アルゼンチン代表と対戦する。

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　試合に先立ち、U-24日本代表を率いる横内昭展監督が25日にオンラインでの前日記者会見に臨んだ。

　U-24アルゼンチン代表は南米予選をトップで通過し、東京五輪出場を決めている強豪チーム。横内監督は「アルゼンチンに向けていろいろなこと、持っている力、持てるものを全部吐き出してほしい。そうすることで見えてくるものがあると思います」と選手たちの奮起に期待を寄せていた。

　昨年12月には国内組の一部選手のみでキャンプを行った。今回はその時に不在だった海外組や川崎フロンターレの選手たちも合流し、中にはA代表経験のある選手も多い。南米の強豪相手に日本の現段階での実力を測る大きなチャンスだ。

　楽しみな選手たちが多いなか、横内監督が特に期待しているのはMF三笘薫のパフォーマンスのよう。Jリーグで大ブレイクしたドリブラーに対し「川崎フロンターレでやっているプレーをそのまま代表でも出して欲しいと思っています」と、普段と変わらない姿勢で戦うことを求めた。

　そして「Jリーグで対戦する相手とまた違ったタイプの選手と対峙することになると思っていまして、そういう相手に対して彼がどれくらい自分のプレーを出せるかすごく楽しみです」と語った。アルゼンチン人DF相手に三笘のドリブルがどれほど通用するかは、監督のみならず誰しもが楽しみにしているところだろう。

　横内監督は今回のU-24アルゼンチン代表との2連戦に向けた招集メンバー発表の際にも、「Jリーグで一段と力強くなった。時折力で押さえつけられて消えてしまうことが最初の方はありましたが、いまはそれを引きはがせるタフさが出てきたかなと。それが今の好調につながっていると思っています」と三笘の成長ぶりを称えていた。

　U-21代表としてチームが立ち上がった当初から招集され続けてきた選手の1人であり、ここまでは順調に実力を伸ばしてきたと言える。Jリーグでは突出したパフォーマンスを見せている三笘が海外の選手たちに対してどれくらい通用するかは、試合の大きな注目ポイントになりそうだ。

（取材・文：舩木渉）

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