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ブンデスリーガの消えた逸材たち。天国から地獄へ…才能を開花させられなかった5人の選手

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ドルトムントで将来を期待されるも…

丸岡満
【写真:Getty Images】



丸岡満(日本)

生年月日:1996年1月6日
現所属クラブ:無所属(2021年4月〜)

 セレッソ大阪のトップチーム昇格が内定していた2014年1月、18歳になったタイミングでボルシア・ドルトムントへ期限付き移籍。ユルゲン・クロップ監督から高く評価され、同年9月にブンデスリーガデビューを果たした。

 当初は1年半の期限付き移籍だったが、2015年夏にレンタル期間が1年延長され、ドルトムントの日本ツアーにも帯同。川崎フロンターレと対戦したプレシーズンマッチで凱旋ゴールも決め、さらなる飛躍が期待された。

 しかし、トーマス・トゥヘル監督の下では出番を与えられず、セカンドチームが主戦場に。結局、契約満了を待たずに半年前倒しで2015年末にセレッソへの復帰が発表された。初めて日本で迎えた新シーズン、J2を戦ったセレッソのトップチームではリーグ戦3試合に出場し、J3に参戦していたU-23チームで24試合に出場した。

 2017年もトップチームでの出場時間は伸びず、夏にJ2のV・ファーレン長崎に期限付き移籍。2018年は同じくJ2のレノファ山口に期限付き移籍したが、いずれの武者修行先でも確固たる地位を築けなかった。セレッソに戻った2019年はトップチームでの出場機会が一切なく、J3で21試合に出場。

 そしてシーズン終了後に契約満了を迎えてセレッソを退団。その後、タイのパトゥム・ユナイテッドに入団したが2021年4月に退団。世代別代表にも選ばれ、クロップ監督にも期待された逸材は伸び悩み、無所属となっている。

【了】

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