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世界最高のセンターバックは誰だ? サッカー選手能力値ランキング1位~5位。ナンバーワン守備職人に輝いたのは…(20/21シーズン版)

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

4位:身長に物足りなさを残すものの…

マルキーニョス 20/21サッカー選手能力値ランキング
【写真:Getty Images】

DF:マルキーニョス(ブラジル代表/パリ・サンジェルマン)
生年月日:1994年5月14日(26歳)
市場価格:7000万ユーロ(約84億円)
19/20リーグ戦成績:19試合出場/3得点1アシスト

 コリンチャンス、ローマ在籍を経て2013年にパリ・サンジェルマン(PSG)に加入。先輩チアゴ・シウバと共にプレーしながら着実に成長し、今やワールドクラスのDFとなった。そのチアゴ・シウバが退団した今季はPSGの新キャプテンに就任。マウリシオ・ポチェッティーノ新監督からの信頼も厚いなど、存在感はどんどん増している。

 欧州トップレベルのセンターバックはほとんどが身長180cm後半で、190cmを超える選手も珍しくない。ただマルキーニョスの身長は183cm。他のCBと比較すると、小柄な部類に入る。しかし、ブラジル人DFには非凡な身体能力が備わっている。跳躍力があるため「空中戦」を苦にしておらず、「スピード」に関しても水準以上のものがある。

 そしてマルキーニョスはとにかく「IQ」が高い。相手より先にアクションを起こして攻撃をシャットアウトすることはお手の物で、味方選手に安心感を与えるカバーリングの質もワールドクラス。ぎりぎりで相手のシュートをブロックするプレーもよく見られる。クレバーなDFとして、マルキーニョスは間違いなく世界5本の指に入ってくるだろう。

 また、守備的MFとしても存在感を示すことを可能とするのが大きな魅力だ。非凡な「守備力」を武器に最終ライン前に防波堤を築くことはもちろん、優れた足元の「テクニック」を駆使し攻撃を組み立てる能力が決して低くなく、不用意なボールロストを犯すことも少ない。これでまだ26歳というのは、なんとも恐ろしい。

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