田嶋幸三
【写真:Zoom会見のスクリーンショット】


 日本サッカー協会(JFA)は1日、札幌ドームで3日に開催予定だったキリンチャレンジカップのジャマイカ代表戦中止を発表した。

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 同日、JFAの田嶋幸三会長がオンラインで中止の理由などを説明。それによると31日までに来日予定だったジャマイカ代表20選手のうち、欧州から出発する予定だった8選手が持参したPCR検査の陰性証明に書類の不備があり、アムステルダム・スキポール空港のカウンターで航空会社から日本行きの航空便への搭乗を拒否されたという。

 ジャマイカ代表はもともとアメリカ発と欧州発の2グループに分かれて来日予定だった。そのうちアメリカから出発した10選手とスタッフや役員などは、JFA側が用意した日本入国に必要な書式にのっとった検査を全員同一会場にて行い、正式な書類を揃えて無事に来日できている。

 一方、欧州組の10選手はいまだ来日できていない。欧州クラブに所属する選手たちは各自で検査を受けており、来日予定だった選手のうち8選手が用意していた新型コロナウイルス検査の陰性証明書類が日本への入国条件を満たせていなかった。

 現在、日本国内でサッカーの国際試合に出場するためには、来日翌日から3日連続で検査を行い、全てで新型コロナウイルス陰性の判定を受ける必要がある。そのため6月3日の試合に出場するには5月31日23時59分までに来日していなければならなかった。

 JFAはジャマイカ代表の欧州組を来日のタイムリミットまでに間に合わせようとチャーター便の手配なども含めた移動を模索したが、早々に有効な解決策は見つからず。試合開催のために必要な最低限の選手数に満たないと判断し、JFAは3日の試合中止を決めた。現在欧州発の予定だったジャマイカ代表の10選手は多くが拠点を置いていたイギリスの首都ロンドンに戻り、再度PCR検査を受けて日本入国に必要な書類を全て揃えられるよう動いているという。

 田嶋会長は関係各所に陳謝するとともに「2度とこういうことが起こらないようにしたい」と原因究明に努めるとともに、再発防止策の徹底を約束した。ジャマイカ代表の10選手は今後、必要書類の用意ができしだい日本への渡航に再チャレンジし、今月12日のU-24日本代表戦を予定通りに開催できるよう準備を進めていく。

 なお、JFAはジャマイカ戦が中止となった3日の同じ会場・時間帯に、日本代表対U-24日本代表をチャリティマッチとして急きょ開催することも発表している。A代表とU-24日本代表は1日にチャーター便で札幌へ移動した。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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