久保建英のプレーは空回り。20歳の理想と現実の差、U-24日本代表で第一に考えるべきことは?【コラム】

2021年06月04日(Fri)10時07分配信

シリーズ:コラム
text by 元川悦子
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20歳となった久保建英が迎える分岐点

 奇しくも今日6月4日は20歳の誕生日。18歳になった直後の2019年6月のエルサルバドル戦で初キャップを飾った時、2年後の自分がこういった状況だとは本人も想像もしなかっただろう。リーガで実績を残し、レンタル元のレアル・マドリード復帰の道筋も見えてきて、日本代表でも主力の一角を担うというシナリオを描いていたかもしれないが、現実はその通りには進んでいない。

「自分はボール扱いに長けていると思いますし、自分でもうまいと思うので、それは今まで頑張ってきたことの対価。自信はありますし、ボールを持った時に違いを出したい」。久保自身が語る通り、その非凡さは誰もが認めるところ。ただ、この武器に依存することなく、周囲との連動性を高め、世界的な強度の中でもグループでマークをはがすような関係性の構築をできれば、彼の特性はもっと生きる。東京五輪までの準備期間は限られているが、その仕事を率先してやることが、20歳になった久保建英の責務ではないか。

 天才少年からトップ選手へと駆け上がった10代から円熟期の20代を迎えるテクニシャンがどんな軌跡を辿っていくのか。今はまさにその分岐点と言っていい。2日後のガーナ戦では吉田麻也らオーバーエージも揃い踏みで挑むことになるはず。U-24日本代表のフルメンバーの中で、久保が躍動できるかどうかを今一度、見極めたいものである。

(取材・文:元川悦子)

【了】

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