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【写真:Getty Images】
室屋成(ハノーファー / ドイツ)
生年月日:1994年4月5日
日本代表通算成績:13試合出場0得点3アシスト
室屋成はFC東京で台頭し、Jリーグ屈指のサイドバックに成長。2019年にはベストイレブンに選出されるなど、日本で実績を残してきた。そして昨年夏にはドイツのハノーファーへ移籍し欧州初挑戦。シーズン序盤は出場機会が少なかったが、後半戦は完全に主力に定着した。
室屋は豊富な運動量が武器の右サイドバックだ。90分間アグレッシブにプレーできる。粘り強いディフェンスにも定評があり、相手からボールを奪うまでしつこく追いかけ回す。ただ、攻撃面が課題だ。クロスの精度などをしっかりと上げていきたい。
今回の代表戦では酒井宏樹がオーバーエイジ(OA:25歳以上)としてU-24日本代表に帯同。森保一監督に直接アピールするチャンスとなっている。しかし、3月の代表デビュー戦で得点を決めるなど、川崎フロンターレで急成長中の山根視来がタジキスタン戦でフル出場。室屋とは反対に攻撃力を武器にアピールをしている。序列はまだ横一線だが、山根の上に行くためにも強豪セルビア相手に結果を残したい。
【写真:Getty Images】
植田直通(ニーム / フランス)
生年月日:1994年10月24日
日本代表通算成績:14試合1得点0アシスト
植田直通は今回の代表戦の初戦となるミャンマー戦で吉田麻也との交代で後半頭からの出場。日本代表の2試合連続の二桁得点勝利に貢献した。U-24日本代表戦でフル出場を果たすと、続くタジキスタン戦は出番なしとなった。そのため、セルビア戦に向けたコンディションは万全だろう。
森保ジャパンではイタリアでプレーする吉田麻也と冨安健洋のコンビが鉄壁。両選手ともに今回はU-24日本代表の活動に参加(冨安は怪我により離脱)。その二人がいない分、存分にアピールしたいところだ。植田には昨年10月に見せたようなゴールも期待したい。
【写真:Getty Images】
谷口彰悟(川崎フロンターレ)
生年月日:1991年7月15日
日本代表通算成績:4試合0得点0アシスト
U-24日本代表との兄弟対決でCBとして先発した谷口彰悟は約3年5ヶ月ぶりの代表復帰。途中にボランチとしてプレーし、久々の代表戦で存在感を発揮した。さらにタジキスタン戦の後半に途中出場。谷口は吉田麻也と冨安健洋がA代表に不在の中、評価を上げているだろう。
谷口の武器は何と言ってもフィジカルを活かした対人の強さだろう。海外の強豪相手にもフィジカルで負けないところを示してほしい。セルビア戦で森保一監督にアピールすることができるだろうか。
【写真:Getty Images】
長友佑都(マルセイユ / フランス)
生年月日:1986年9月12日
日本代表通算成績:124試合4得点28アシスト
長友佑都は先月のミャンマー戦でフル出場を果たし、2アシストを記録。続くU-24日本代表戦も先発出場を果たし前半のみの出場となったが、A代表の力を示した。7日のタジキスタン戦は出番なし。セルビア戦では出番が回ってきそうだ。
これまで左サイドバックとして、日本代表を牽引してきた長友ももう34歳。そろそろ新サイドバックが出てきてほしいところだが、その確実な候補が出ているとは言い難い。欧州で積み上げてきた経験を武器にセルビア戦でも日本に貢献してくれるだろう。