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世界最高の左ウイングは誰だ? サッカー選手LWG能力値ランキング6位~10位。レアルで大不振のアザール登場。その順位は…(20/21シーズン版)

シリーズ:20/21能力値ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

リオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを筆頭に、世界には数々のスター選手が存在する。しかし、それらの選手のどこが優れてどこが劣っているのかを知る者はあまり多くはないはずだ。今回フットボールチャンネル編集部では、世界屈指の実力者たちの各能力を様々なデータを参照して数値化し、平均値を算出。それをもとにしたランキングを紹介する(ポジションは主に所属クラブのもの、市場価格は『transfermarkt』を参考)。

10位:サイドを疾走するフランス人

キングスレー・コマン
【写真:Getty Images】

FW:キングスレイ・コマン(フランス代表/バイエルン・ミュンヘン)
生年月日:1996年6月13日(25歳)
市場価格:6500万ユーロ(約78億円)
20/21リーグ戦成績:29試合出場/5得点12アシスト


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 下部組織時代から過ごすパリ・サンジェルマン(PSG)でブレイクとはならなかったが、2014年に出場機会を求め移籍したユベントスで大きく成長。その翌年からはバイエルン・ミュンヘンに活躍の場を移し、現在に至るまでプレーしている。同クラブでは絶対的な地位を築いているわけではないが、貴重な戦力としてこれまで数多くのタイトル獲得に貢献してきた。

 サイドを風のように走り抜けることができる「スピード」がこの男の最大の武器。単純な競争であれば誰にも負けない自信を持っている。ちなみに、その速さを手に入れるために特別なトレーニングは「していない」よう。父親が快速の元サッカー選手だったので、本人は「僕の足の速さは遺伝だと言えると思うよ」と話している。

 その「スピード」を活かした「ドリブル」も脅威そのもの。右利きのため左サイド起用の場合はカットイン、右サイド起用の場合は縦突破で怖さを示す。また、以前までは仕上げの質に課題があると言われてきたが、クロスの精度などはここにきて着実に向上。2020/21シーズンに記録したリーグ戦12アシストは、キャリアハイとなる数字だった。

 ウィークポイントは「フィジカル」だ。怪我が多く、継続的なプレーがあまり期待できない。2020/21シーズンは長い期間離脱することがなかったが、これを今後も維持してほしいところである。

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