久保建英
【写真:Getty Images】



 日本代表は9月2日のカタールワールドカップ・アジア最終予選のオマーン代表戦に向けて合宿を行なっている。

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 東京五輪に出場した後、スペインに戻ってクラブでの公式戦をこなし、再び帰国したMF久保建英は自信を深めている。今夏は2シーズンぶりにマジョルカ復帰を果たし、中心選手としてチームの好スタートに貢献してきた。

「(試合に)出ればやれるという気持ちでやってきて、今季の試合にも出してもらって成長した姿を見せることができて、今はコンディションも良くて、昨季腐らずにやってきてよかったなと思っています」

 レンタル先のビジャレアルやヘタフェで持ち味を発揮しきれなかった昨季とは置かれた状況が全く違う。

 久保がレアル・マドリードから期限付き移籍で加入したマジョルカは、今季のリーグ戦で2勝1分無敗という好成績で6位につけている。「チームとして、どの相手とやっても自分たちの時間帯を作って、その中で試合を決めるという目標を昨季からいる監督が作ってくれていて、それが今すごくハマっていると思います」と久保は語る。

 シーズン序盤ながら確かな手応えをつかんでいる。久保は「今のところすごい格上とやっているわけではないですけど、しっかり分析して対策を練って、自分としてもすごく知識が増えた。すごくいい監督。自分のことも最初から気にかけてくれて、すごく恵まれていると思っています」と、マジョルカを率いるルイス・ガルシア・プラサ監督に絶大な信頼を寄せている。

 そして、クラブでの自らの起用法も自信を深める要因になっているという。右ウィングでのプレーがほとんどだった前回在籍時と違い、トップ下で出場する機会が増加。流動的にポジションを移して右サイドに出ることもあるが、中央でのプレーが基本になっている。

 そして「オプションとして右サイドもありますけど、マジョルカはマジョルカ、代表は代表で、代表ではトップ下を狙っていけばいいかなと思っています」と、日本代表でもトップ下のポジション争いに挑む姿勢を見せた。

「僕としては一番やりやすいのは流動的に右サイドとトップ下を行き来することなので、右サイドになってもトップ下になっても流動的な動きができればいいかなと思っています」

 実際に日本代表のトップ下でプレーするイメージもはっきりと描いている。MF鎌田大地との競争にもなるが、「僕としては誰かと対立する気もないですし、鎌田選手にしても、南野(拓実)選手にしても、ポジションの同じような選手からたくさんのことを吸収できればいい」と語り、「練習からしっかりやって、どこで使われるにしても自分の持ち味をどんどん出していって、今できることをやるだけ」と気を引き締めた。

 東京五輪やラ・リーガでつかんだ自信を日本代表に還元できるだろうか。カタールワールドカップに向けたアジア最終予選で進化と真価が問われる。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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