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移籍金最高額は誰だ! 21/22夏の移籍金ランキング1位~5位。高すぎる!? 獲得を疑問視されているのは…

シリーズ:21/22夏の移籍金ランキング text by 編集部 photo by Getty Images

4位:スター軍団の一員に

アシュラフ・ハキミ
【写真:Getty Images】



DF:アシュラフ・ハキミ(モロッコ代表)
生年月日:1998年11月4日(22歳)
市場価格:6000万ユーロ(約72億円)
移籍先:インテル→パリ・サンジェルマン
移籍金:6000万ユーロ(約72億円)
20/21リーグ戦成績:37試合7得点10アシスト

 下部組織時代から過ごすレアル・マドリードでは出番を掴めなかったが、2018年にローン加入したドルトムントで覚醒。爆発的なスピードと強靭なフィジカルを武器に、サイドで圧倒的な破壊力を誇った。それは、昨年夏に加入したインテルでも変わらず。アントニオ・コンテ監督の下で主力を張り、セリエAではDFながら7得点10アシストを記録。11年ぶりのスクデット獲得に貢献していた。

 そんなモロッコ代表DFだが、インテルが深刻な財政難に陥ったことで、今夏パリ・サンジェルマン(PSG)へ活躍の場を移すことが決定した。移籍金は6000万ユーロ(約72億円)とされており、契約期間は5年となった。その同選手はリーグ・アン開幕戦でスタメン起用されると、いきなり得点をマーク。さらに第3節、第4節と連続でアシストを記録するなど、これ以上ない好スタートを切っている。

 唯一不安があるとすれば、マウリシオ・ポチェッティーノ監督が4バックを採用していることだろう。このモロッコ人DFは攻撃力こそワールドクラスだが、守備力がやや落ちる。インテルやドルトムントでもサイドバックではなく、ウイングバックとして輝きを放っていた。国内リーグではまだいいかもしれないが、力のあるクラブが揃うチャンピオンズリーグ(CL)では穴となってしまう可能性が否めない。ここは、今後の起用法に注目といったところだろう。

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