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日本代表 3年前

日本代表メンバーに推薦したい5人。驚異のドリブラーに点取り屋、最も招集が期待されているのは…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

日本に必要なストライカー

鈴木優磨
【写真:Getty Images】



FW:鈴木優磨(すずき・ゆうま)
生年月日:1996年4月26日(25歳)
所属クラブ:シント=トロイデン(ベルギー)
21/22リーグ戦成績:3試合1得点0アシスト

 鹿島アントラーズで台頭したストライカーは、欧州の地で着実に成長している日本人選手の一人と言えるだろう。2019年にベルギーのシント=トロイデンへ渡ると、1年目からレギュラーの座を確保し、リーグ戦では7得点を奪取。2年目となった昨季はさらに勢いが加速し、リーグ戦では34試合でなんと17得点という数字を叩き出した。結局シント=トロイデンに残留とはなったものの、今夏にはイタリアやイングランド行きが噂されるなど、評価が伸びているのは確かだ。

 身長182cmとFWとしては十分なサイズを誇っていて、もともとフィジカルに長ける選手だったが、ベルギーの地ではそのスキルがさらにレベルアップ。フィニッシュワークも格段に上手くなった。そして何より、この男はあらゆるものを恐れない強靭なメンタリティーを備えており、ゴールを奪うことへの意欲もめっぽう強い。こうした野性的な点取り屋が、日本人にはなかなかいないのが事実だ。

 これまで何度も日本代表招集を期待されてきたが、森保一監督は頑なに呼んでいない。今回も、正直なところメンバー入りする可能性は限りなく低いと言わざるを得ない。しかし、彼のストライカーとしての色々な部分での強さは、現在の日本代表において必要なのはまず間違いないだろう。絶対的なFWである大迫勇也のパフォーマンスレベルが下がっている今だからこそ、ベルギーで活躍する点取り屋を呼ぶべきと言い続けたい。

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