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日本代表 3年前

日本代表メンバーに推薦したい5人。驚異のドリブラーに点取り屋、最も招集が期待されているのは…

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

短時間でも違いを生むドリブラー

三笘薫
【写真:Getty Images】



MF:三笘薫(みとま・かおる)
生年月日:1997年5月20日(24歳)
所属クラブ:ロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズ(ベルギー)
21/22リーグ戦成績:3試合0得点0アシスト

 これからの更なる成長が期待されているアタッカーの一人だ。筑波大学卒業後に川崎フロンターレへ入団すると、1年目ながらJ1リーグで13得点13アシストと大爆発し、一気に評価が上昇。Jリーグベストイレブンにも選出された。そしてプロわずか2年目でブライトンに完全移籍でステップアップ。現在はロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへレンタル移籍しており、カップ戦ではすでに1得点を記録。リーグ戦では未だスタメン出場がないが、徐々にフィットしてきており、プレータイムの増加は時間の問題と言えそうだ。

 24歳のアタッカーが持つ最大の武器は、すでにご存じの通りドリブルにある。スピードに乗っても相手に身体を寄せられてもボールタッチが乱れず、敵の足が届かない絶妙な位置にボールを置いてスルスルと抜き去って行く。フェイントのキレや切り返しの深さもピカイチだ。今夏の東京五輪(東京オリンピック)でも証明した通り、短い時間でも違いを作り出せるのは大きな特長と言えるだろう。

 日本代表は左サイドハーフが人材難となっている。南野拓実は健在だが、原口元気のパフォーマンスレベルは確実に落ちており、森保一監督により同ポジションで起用されることの多い古橋亨梧も本来は中央で使った方が活きるタイプである。9月のFIFAワールドカップカタール2022・アジア最終予選では南野が負傷したことで、この問題がより顕著に表れていた。それを解決するという意味でも、初の海外挑戦を決断した若きアタッカーを招集する必要があるのではないだろうか。

【了】

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