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日本代表 2年前

「日本代表に必要なタイプ」。今すぐ先発起用すべき人物とは? 絶好調・古橋亨梧のポジションは…【英国人の視点】

シリーズ:英国人の視点 text by ショーン・キャロル photo by JFA

すぐにでも先発起用すべき選手とは?

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【写真:Getty Images】



 川崎フロンターレの元チームメートである旗手とともに、三笘薫もついにA代表への初招集を受けた。ブライトン&ホーブ・アルビオンから、ベルギーリーグで躍進するロイヤル・ユニオン・サン=ジロワーズへと現在レンタル中の三笘は、木曜日のベトナム戦ですぐにでも先発起用すべき選手だ。

 日本代表のプレーに意外性や強引さを、そして最も重要なゴールを加えるため、三笘はまさに必要とされているタイプの選手だ。久保建英が今回も負傷で不在となっている現状で、このチームの攻撃陣には三笘の力をぜひとも加えたい。

 セルティックの古橋亨梧にも同じことが言える。スコットランドリーグでも欧州の大会でも勢いが衰える様子は全くなく、今季すでに15ゴール(加えて、夏の移籍前にヴィッセル神戸で15ゴール)を記録している。

 少数派意見ではあるが、私としては彼がプレー全体を見渡せるサイドのポジションからスタートしてほしいと思っている。だがアンジェ・ポステコグルー監督のチームで、古橋は中央のストライカーとして好調なプレーを続けてきた。日本代表では大迫勇也が長らくこのポジションで不動のファーストチョイスになっているとはいえ、その大迫は日本代表の最近4試合で1得点、古橋の代役として8月末に加入したヴィッセルでも8試合の出場で2得点にとどまっている。

 こういった数字が両者の自信に大きな影響を与えていることも間違いない。ベトナムでの試合で森保監督がどちらをピッチに送り出すべきか、難しい選択ではないだろう。だが指揮官がメンバーを変えようと変えまいと、誰もが同意する目標はただひとつ。どんな手を用いても勝ち点6ポイント中6ポイント全てを手に入れなければならないという点だ。

(文:ショーン・キャロル)

【了】

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