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日本人サッカー選手歴代移籍金ランキング31位~35位。リーグ連覇貢献もまさかの戦力外通告…その人物とは?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

32位:日本人GK史上初めて…

川口能活
【写真:Getty Images】



GK:川口能活(元日本代表)
生年月日:1975年8月15日(46歳)
クラブ:横浜F・マリノス→ポーツマス
移籍日:2001年10月21日(当時26歳)
移籍金:270万ユーロ(約3.2億円)

 清水商業高校で全国高校サッカー選手権優勝を経験した川口能活は、1994年に横浜マリノスに加入している。1年目は出番がなかったものの、2年目の1995シーズンに正守護神へ抜擢され、以降不動の存在としてクラブをサポート。マリノスではJリーグ優勝1回、そして個人としては新人王獲得を経験している。

 マリノスだけでなく日本代表でも存在感を強めていた川口は、2001年に海外挑戦を決断。移籍先はイングランドのポーツマスだった。日本人GKが欧州移籍を果たしたのは川口が初であり、また移籍金270万ユーロ(約3.2億円)は当時のポーツマス史上最高額となっていた。

 しかし、ポーツマスでは苦悩の日々を送った。1年目はリーグ戦11試合に出場するもレギュラー確保には至らず、2年目は同1試合の出番に留まってしまった。結局、移籍金に見合う活躍が果たせぬまま、川口は2003年夏にフリーでノアシェランへとプレーの場を移すことになっている。

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