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大分トリニータが初の天皇杯決勝へ!大死闘の末PK戦で川崎フロンターレ撃破【天皇杯準決勝】

text by 編集部

大分トリニータ
大分トリニータ



【川崎フロンターレ 1-1(PK4-5) 大分トリニータ 天皇杯準決勝】

 天皇杯準決勝の川崎フロンターレ対大分トリニータ戦が12日に行われ、1-1からPK戦5-4で大分が勝利を収めて決勝へ駒を進めた。

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 今季J1で連覇を達成した川崎Fは、天皇杯でも昨季に続いての優勝を狙う。一方の大分はクラブ初の天皇杯準決勝進出を果たしており、J2降格の悔しさをタイトル獲得で晴らしたいところ。

 試合はやはり川崎Fが優位に進める展開となり、前半から大分を圧倒。ゴールに迫るチャンスも数多く作り出したが、GK高木駿の好セーブ連発により先制点を奪うことができない。

 脇坂泰斗や大島僚太の強烈なミドルが枠を捉えた場面も高木が見事な反応で触ってゴール上へ弾き出す。前半44分の決定機もレアンドロ・ダミアンのシュートが遅くも右ポスト外側を叩き、前半を両チーム無得点で折り返した。

 後半も川崎Fがセットプレーなどでたびたび先制点を狙う場面を作り出したが均衡は破れず。大分も数少ないチャンスを生かすことはできず、0-0のまま試合は延長戦へもつれ込む。

 延長開始直後には大分もようやく危険な形を作り出したが、渡邉新太のシュートをチョン・ソンリョンがファインセーブ。その後は再び川崎Fに決定機が相次ぐが、高木の鉄壁の守備をあと一歩で破れずに時間が経過していく。

 それでもついに試合が動いたのは延長後半の113分。山根視来の縦パスでエリア右に抜け出した小塚和季がゴール前へ折り返し、最後は小林悠が至近距離から押し込んだ。

 これで勝負あったかと思われたが、さらに劇的な展開が待っていた。延長後半アディショナルタイムの121分、下田北斗が右サイドから左足で上げたクロスにエンリケ・トレヴィザンが頭で合わせ、大分が土壇場で同点に。勝負はPK戦に委ねられる。

 PK戦でも両GKが好セーブを見せ合う激戦となり、7人目までもつれ込んだが、最後は山根のシュートを高木がストップして5-4で大分が勝利。死闘の末にリーグ王者を下して初の決勝進出を果たした。

【得点者】
113分 1-0 小林悠(川崎F)
120+1分 1-1 エンリケ・トレヴィザン(大分)

【了】

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