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Jリーグ 2年前

英国人記者が選ぶJ2ベストイレブン。未来の古橋亨梧や山根視来? 今季ブレイクした逸材たち【英国人の視点】

シリーズ:英国人の視点 text by ショーン・キャロル photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】



DF:半田陸
所属:モンテディオ山形
年齢:19歳
J2リーグ成績:37試合3得点5アシスト

年代別日本代表にも呼ばれていた山形生まれの半田は大きな期待に応え、今季はレギュラーに定着。37試合に出場して3得点5アシストを記録した。

ボール扱いに優れ、ピーター・クラモフスキー監督のハイプレスと積極的なアプローチによく合うタイプ。来季の山形ではさらに重要な選手となっていきそうだ。

MF:上門知樹
所属:ファジアーノ岡山
年齢:24歳
J2リーグ成績:41試合13得点1アシスト

実際にはシーズンを通してより前寄りの位置でプレーしていたとはいえ、左アウトサイドを起点としたプレーを得意としている。元FC琉球の上門は早めにシュートを放つプレーを好んでいるが、遠い位置から自ら叩き込む力も、遅れて飛び出してきて至近距離から詰める力もある。相手を大いに苦しめる鋭さ、賢さ、決定力を持った選手だ。

MF:カイオ・セザール
所属:V・ファーレン長崎
年齢:26歳
J2リーグ成績:40試合4得点5アシスト

今回選んだ中では最年長の選手となるカイオ・セザールは、身長193cmという威圧感のある体躯を生かして中盤に安心感を与える存在だ。秋野央樹が不在となった今季のV・ファーレンで中盤のリーダー役を担い、自信溢れるプレーでチームを押し上げた。堂々としたボールキープから、時には驚くようなゴールで自らネットを揺らす力も持っている。

MF:佐野海舟
所属:FC町田ゼルビア
年齢:20歳
J2リーグ成績:34試合6得点3アシスト

佐野は昨季もこのJ2ベストイレブンに選んだ選手だったが、町田がJ2で警戒すべきチームとして存在感を強めていく中で、今季も印象的なプレーを続けていた。

負傷のため出場試合数は2020年の41試合から34試合にやや減少したが、それでも中盤の心臓として冷静で質の高いパフォーマンスを発揮していた。具体的な結果という部分でも、得点数を昨季の1点から6点へと大きく伸ばしている。

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