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2021年アジアベストイレブン。日本人は何人選出? 韓国、イラン、サウジ…最多勢力となった国は?

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

 2021年のアジアサッカー界は昨年に引き続き新型コロナウイルスのパンデミックによって大きな影響を受けた。それでも東京五輪やAFCチャンピオンズリーグなどが無事閉幕し、1年延期されていた東南アジアサッカー界の祭典・AFFスズキカップも開催にこぎつけた。カタールワールドカップまで1年を切り、アジア最終予選の激しい戦いも続いている。そこで今回は、2021年を彩った選手の中から、アジア圏内国籍限定のベストイレブンを選定した(成績は2021年12月29日時点)。

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ソン・フンミン
【写真:Getty Images】



ソン・フンミン(韓国代表)
所属クラブ:トッテナム(イングランド)
生年月日:1992年7月8日(29歳)
リーグ戦成績:37試合14得点8アシスト
代表成績:7試合4得点0アシスト


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 トッテナムでの2020/21シーズンはハリー・ケインとのコンビネーションでゴールとアシストを量産した。そして、シーズン終了後にはアジア人男子選手としては初めて、PFA(プロ選手協会)選出のプレミアリーグベストイレブンに選ばれた。

 オーバーエイジ選手としての東京五輪出場は叶わなかったものの、キャプテンを務める韓国代表でも相変わらず圧倒的な存在感を放っている。2021/22シーズンはケインがゴール欠乏症に陥り、トッテナムも苦しい戦いが続く中でも継続して結果を残し続けている。現時点でアジア最高の選手がソン・フンミンであることは疑いようのない事実だ。

サルダル・アズムン
【写真:Getty Images】

サルダル・アズムン(イラン代表)
所属クラブ:ゼニト・サンクトペテルブルク(ロシア)
生年月日:1995年1月1日(26歳)
リーグ戦成績:24試合15得点5アシスト
代表成績:9試合6得点3アシスト

 長くロシアで実績を積み上げてきたアズムンにとって、2021年はキャリア最高の1年になったに違いない。20得点を挙げたチームメイトのアルテム・ジューバに次ぐ19得点で、2020/21シーズンのロシア・プレミアリーグ得点ランキング2位につけた。そしてゼニトのリーグ優勝に大きく貢献している。

 イラン代表でも大活躍の1年だった。カタールワールドカップのアジア最終予選では出場停止の1試合を除き、すべての試合でゴールかアシストを記録してチームをけん引。ポルト所属のメフディ・タレミと強力2トップを形成し、アジア最高級のストライカーとしての評価を確立している。

アリ・マブフート
【写真:Getty Images】

アリ・マブフート(UAE代表)
所属クラブ:アル・ジャジーラ(UAE)
生年月日:1990年10月5日(31歳)
リーグ戦成績:23試合21得点10アシスト
代表成績:16試合14得点2アシスト

 プロキャリアを通してアル・ジャジーラ一筋のため、世界的な知名度は低い。しかし、10年近くアジア屈指のストライカーとして鳴らしてきた実績と実力は確かだ。2021年はリーグ戦で3回、代表戦で1回のハットトリックを達成した。

 UAEリーグでは2020/21シーズンの17得点を挙げた後半戦、1試合1得点以上のペースでゴールを量産した。そして、UAE代表では通算100試合出場を達成。カタールワールドカップのアジア予選ではすでに14得点を記録しており、2021年終了時点で得点ランキング首位に立っている。正真正銘のエースストライカーだ。

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