前田大然
【写真:Getty Images】



 日本サッカー協会(JFA)は22日、カタールワールドカップのアジア最終予選に向けた日本代表メンバーを発表した。

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 これまで森保一監督には、移籍したばかりの選手や、直近で移籍の可能性がある選手の招集を避ける傾向があった。しかし、今回は横浜F・マリノスからスコットランドの名門セルティックに移籍したばかりのFW前田大然が招集メンバーに含まれた。

 セルティックには4人の日本人選手が在籍しているが、FW古橋亨梧は負傷離脱中で、前田と同じく加入したばかりのMF旗手怜央やMF井手口陽介は日本代表に招集されなかった。

 4人の中から唯一メンバー入りした前田は昨季マリノスでJリーグ得点王を獲得し、セルティックへ。そして今月17日にデビュー戦を迎え、ハイバーニアン戦に先発出場すると開始4分にいきなりスコティッシュ・プレミアシップ初ゴールを奪った。

 最初の試合で結果を残したとはいえ、まだスコットランドの新しい環境に順応している段階のストライカーをなぜ日本代表に呼び寄せたのか。森保監督は次のように説明する。

「まず大然のキャラクターであったり、プレーのクオリティを知っている監督がいる中での移籍だということ。それはすごく大きなアドバンテージというか、この招集の判断に至った非常に大きな理由であると思っています」

 そのうえで「移籍した直後、監督がまだ選手の特徴を知らない中で起用法を考えたり、選手をどうやってチームに馴染ませるか揺れている中であれば招集を控えたかもしれないですが、大然の使い方を(アンジェ・)ポステコグルー監督は頭の中に描いて獲得していると思います」と、セルティックの監督の存在が決め手になったことを明かした。

 スコットランドの名門を率いるアンジェ・ポステコグルー監督は昨年夏まで日本でマリノスを率い、そこで前田は鮮烈な活躍を披露していた。両者は硬い信頼関係で結ばれており、互いのことをよく理解している。

 また、森保監督は前田の海外移籍が2度目であることも招集しやすかった理由の1つだったと語る。マリノスに加入する前、ポルトガル1部リーグのマリティモでプレーしており、前田にとって欧州移籍は初めてではない。新天地に適応するための術も心得ているはずだ。

 古橋やMF三笘薫といった有力なアタッカーが負傷によって日本代表に参加できない今、Jリーグ得点王のストライカーにとってはアピールのチャンスにもなる。カタールワールドカップのアジア最終予選で結果を残せば、代表での出番も増えていくだろう。

 森保監督は「セルティックでもデビュー戦で開始早々にゴールを決めましたし、昨季のJリーグでも得点王のタイトルを取っています。大然に期待することはゴールです」と言い切った。前回招集時にはベンチ外にしていたが、今回は爆速ゴールゲッターをどのように起用するか注目だ。

 カタールワールドカップのアジア最終予選のホーム2連戦に挑む日本代表は、27日に中国代表と、2月1日にサウジアラビア代表と対戦する予定になっている。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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