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伊東純也「ホームでW杯を決められたら腹が立つ」。サウジアラビアの最終予選突破阻止へ「自分、負けず嫌いなので」

text by 編集部 photo by Shinya Tanaka

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伊東純也
【写真:田中伸弥】



 日本代表は2月1日、カタールワールドカップアジア最終予選でサウジアラビア代表と対戦する。

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 今月27日に中国代表を2-0で破った日本は、昨年10月のオーストラリア代表戦から4連勝中。ワールドカップ出場権獲得へ前進するためには、5連勝目が必須だ。3月にアウェイで行われるオーストラリア代表戦に向けても、グループ首位のサウジアラビアとの勝ち点差を詰めておきたい。

 5連勝へのキーマンはやはりMF伊東純也だろう。同選手はアジア最終予選で3試合連続得点中で、森保ジャパンの攻撃の核として決定的な役割を果たし続けている。前回大会のアジア最終予選ではMF原口元気が4試合連続ゴールを挙げており、伊東がサウジアラビア戦でもゴールネットを揺らせば、その記録に追いつくこともできる。

 31日にオンラインで取材に応じ、自らの3試合連続ゴールと中国戦を振り返った伊東は「結果がついてきているのはいいことなので、個人としてもチームの勝利に貢献できて嬉しいです。パフォーマンスに満足はしていないですけど、チームが勝てたのでよかったと思います」と述べた。

「ここ最近、ゴールが取れているので、いいイメージで試合に入れていますし、こぼれ球でも何でもいいので、ゴールが取れるところに常に入っていければいいかなと思っています」

 結果を残し続けることで得点感覚が研ぎ澄まされている様子の伊東は「次も自分が決めて勝てれば一番いい」と4試合連続ゴールに向けて意欲を燃やしている。サウジアラビアには昨年10月にアウェイで敗れたが、「相手が強いほうが自分は生きるタイプなので、自信を持ってやりたい」とリベンジへの強い意思も口にした。

 サウジアラビア戦で最も重要なのは勝利に間違いないが、もう1つ絶対に成し遂げなければならないものがある。もし日本が敗れれば、その時点でサウジアラビア代表のカタールワールドカップ出場が決まってしまうのだ。王手をかけている相手に、ホームで目標を達成させるわけにはいかない。

「サウジアラビアに勝てば、彼らもまだ(ワールドカップに出場できるか)わからない状況になるので、勝つことだけしか考えていないです。ホームでワールドカップ出場を決められたら腹が立つというか、それだけは絶対にさせたくないと思いますし、どっちにしろ勝たないと(日本代表の)ワールドカップにつながらないので、結果にこだわってやりたいと思います」

 ただ目の前の相手に勝って、上回りたい。「自分、負けず嫌いなので。誰にも負けたくない気持ちが強くて、常に戦っている相手には負けたくないという気持ちで1試合1試合やってきました」と語る伊東のスタンスは常に不動だ。

 大一番であっても平常心で勝利を追い求める背番号14の、日本代表を勝利に導く4試合連続ゴールに期待したい。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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