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Jリーグ 2年前

川崎フロンターレ、期待の新戦力5人。目玉はタイのメッシ! 18歳のドリブラー、大学ナンバーワンMFとは?

シリーズ:期待の新戦力5人 text by 編集部 photo by Getty Images

MF:瀬古樹(背番号16)

瀬古樹
【写真:Getty Images】


生年月日:1997年12月22日(24歳)
前所属:横浜FC
2021リーグ戦成績:33試合1得点7アシスト

 中学校から高校まで三菱養和SCでプレーし、高校卒業後は明治大学へ進学した瀬古樹は、2020シーズンに横浜FCへ正式加入。大卒1年目ながら開幕スタメンに抜擢されると、以降レギュラーとして奮闘し、最終的にJ1リーグでは33試合出場を果たした。大卒2年目の昨季もチームの中軸として活躍し、同33試合で1得点7アシストをマーク。ゲームキャプテンも経験するなど、評価を高めることになった。

 中盤ならどこでもこなす器用な選手で、2020シーズンには右サイドバックとしてプレーしていた時期もあった。攻撃面では長短問わず正確なパスでゲームをコントロールすること、そして嫌なスペースへ巧みに侵入して相手の注意を引き付けることができる。守備面では的確なポジショニングで敵の前に壁を作るだけでなく、ハードワークでも大きく貢献することが可能だ。

 横浜FCでは加入から間もなくして重要なピースになることができたが、J1連覇中の川崎フロンターレではそうはいかないだろう。日本代表経験を持つ大島僚太に脇坂泰斗、昨季存在感を示した橘田健人、塚川孝輝、小塚和季、ジョアン・シミッチなど中盤のライバルはかなり強力だ。だが、激しい競争に打ち勝てば、その先の日本代表選出、さらには海外挑戦と視野が広がってくるだろう。

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