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旗手怜央のパフォーマンスは下り坂。前半のみで交代、薄れるインパクト。サッカー日本代表への影響は…【分析コラム】

text by 舩木渉 photo by Getty Images

セルティック(古橋亨梧・旗手怜央・前田大然・井手口陽介)最新ニュース

 セルティックは現地14日、スコティッシュ・カップ準々決勝でダンディー・ユナイテッドに3-0の快勝。準決勝では宿敵レンジャーズと対戦することになった。チームが好調な一方で、先発出場したセルティックのMF旗手怜央はハーフタイムで交代に。危険なタックルであわや一発退場という場面もあり、今後への不安を感じさせるパフォーマンスに終始した。(文:舩木渉)



あわや一発レッド。旗手怜央が危険なタックル

旗手怜央
【写真:Getty Images】

 セルティックがタイトル獲得にまた1つ近づいた。

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 現地14日にスコティッシュ・カップ準々決勝が行われ、ダンディー・ユナイテッドに3-0で快勝。主将のカラム・マクレガーが1得点、長身FWゲオルギオス・ジャコマキスが2得点を挙げてセルティックに勝利をもたらした。

 チームが勝ち進んだ一方で、心配なのはMF旗手怜央の状態だ。怪我をしたわけではない。だが、4-3-3のインサイドハーフとして先発出場した背番号41の日本代表MFはハーフタイムでオーストラリア代表MFトム・ロギッチと交代させられてしまった。

 前半にはあわや一発退場という危険なプレーもあった。30分、相手がセルティックの左サイドへボールを展開すると、旗手は猛然とカバーリングに向かう。そして、MFキーラン・フリーマンの足もとへパスが渡った瞬間に思い切りスライディングした。

 ジョン・ビートン主審は旗手にイエローカードを提示したが、足裏を見せての激しいタックルにレッドカードが出てもおかしくなかった。VARが導入されている試合であれば、判定が覆ってもおかしくないだろう。フリーマンが接触する寸前でジャンプし、うまくかわしてくれたが、衝突していたら大怪我の可能性もあった。

 地元テレビ局『プレミアスポーツ』で解説を務めていたセルティックOBのクリス・サットン氏は「別の審判だったらレッドカードだったかもしれない。旗手は少し幸運だった。彼はタックルにチャレンジし、相手が足を引いてくれたからイエローカードでちょうどいいかもしれないが、それでもやはり幸運だろう」と旗手のプレーの危なさを指摘する。

 同席していた元スコットランド代表のマイケル・スチュワート氏も「彼は幸運だった」とサットン氏の見解に同意する。そして次のように続けた。

「ダンディー・ユナイテッド側から見ると、なぜあのプレーがレッドカードでないのか疑問に思うだろう」

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