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サッカー日本代表落選の堂安律、PSVで今季8得点。オランダの強豪で確かな戦力に

text by 編集部 photo by Getty Images

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堂安律
【写真:Getty Images】



PSVの堂安律は日本代表に招集されず

 今月行われるFIFAワールドカップカタール2022・アジア最終予選の2試合に向けた日本代表メンバーが16日に発表された。PSVのMF堂安律はクラブで一定の結果を残しているが、今回のメンバーからは落選となった。



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 森保ジャパン立ち上げから主力としてプレーし、東京五輪(東京オリンピック)後はより本格的にA代表でも活躍することが期待されていた堂安。だがアジア最終予選では予想外に苦しい状況が続いていた。

 負傷により欠場した10月の2試合を除けば招集を受けてはいたが、先発起用は一度もなし。6試合にベンチ入りして2度の交代出場のみであり、最終予選でのプレー時間はわずか30分あまりにとどまっていた。

 所属するPSVでの状況は、決して悪いものではない。昨季レンタルされたアルミニア・ビーレフェルトで活躍を見せたあと、ドイツの他クラブなどへ再び移籍する可能性が盛んに噂されながらも最終的に残留。オランダ屈指の強豪クラブで戦力としてカウントされるかどうかは不確かな状況だったが、ピッチ上で結果を出してきた。

 10月の負傷から復帰したあとは先発に定着し、「スタメンから外すのはほぼ不可能」と現地メディアで評されたこともあった。攻撃陣の層の厚いチームの中で、ここ最近は先発を外れる試合が増えているとはいえ、交代出場から貴重なゴールを挙げるなど確かな貢献を果たしている。

 今季の公式戦では合計29試合で8得点2アシストを記録し、ドイツで高い評価を受けた昨季を数字的にはすでに上回っている。今回の日本代表メンバーからは外れることになったが、チームが予選突破を決めれば本大会出場を争う選手の一人となる可能性は十分にあるだろう。

【了】

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