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サッカーU-21日本代表、10番を託された選手は? 大岩剛監督が「この世代の中心、リーダーとして」期待する逸材

text by 編集部 photo by Getty Images

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斉藤光毅
【写真:Getty Images】



斉藤光毅、サッカーU-21日本代表の10番に

 日本サッカー協会(JFA)は17日、今月下旬に開催されるドバイカップU-23に向けたサッカーU-21日本代表メンバーを発表した。



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 パリ五輪世代の初陣とも言うべき国際大会で、背番号10を託されたのはMF斉藤光毅だ。ベルギー2部のロンメルSKでプレーする20歳に対し、大岩剛監督は大きな期待を寄せている。

 斉藤は今季ベルギー2部リーグで16試合に出場して3得点1アシストを記録している。今季前半戦から抱えていた負傷の治療とリハビリのため、昨年12月以降離脱していたが、今年2月下旬に復帰。直近の2試合は先発起用されて元気な姿を見せている。

 ドバイカップで背番号10を託すにあたって大岩監督は「試合を映像でしっかりと見て、まだまだ彼本来のパフォーマンスにはなっていないかもしれないですけど、ぜひこの世代の中心、リーダーとしてこのチームに加わってほしいと思って招集しました」と明かした。

 ユース年代から各世代別代表に招集されてきた斉藤は、2018年にAFC U-19選手権で日本のU-20ワールドカップ出場権獲得に大きく貢献。そして、2019年にはU-20ワールドカップ本大会でもU-20日本代表中心選手として存在感を発揮した。

 そして2021年1月に横浜FCからベルギーへと渡り、活躍の場を欧州に移している。大岩監督は「パリ五輪からA代表ではなく、A代表としてパリ五輪へ」という高い目標設定を選手たちに求めているが、斉藤は以前からそれを目標に掲げてきた。

 2021年夏の東京五輪出場は逃したが、それによって悔しさや危機感を抱くとともに「より活躍して上の舞台に行って、もっともっと注目されるような選手になって、パリ五輪の前に日本代表に選ばれたい」と斉藤は話していた。

 A代表入りへの足がかりとして、斉藤はドバイカップで成長した姿を見せられるだろうか。10番を背負い、海外組として戦う初めての国際大会でのパフォーマンスに注目が集まる。

 なお、U-21日本代表は3月23日にドバイカップU-23の初戦でU-23クロアチア代表と、同26日にU-23カタール代表と対戦し、同29日に順位決定戦に臨む。チーム内にはクラブ事情で途中離脱予定の選手もいるが、斉藤は現地で合流して全日程に参加する見込みとなっている。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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