理解に苦しむ。ヴィッセル神戸、問題の核心は? 進歩が見られない戦略と一貫性のない計画【英国人の視点】

2022年04月09日(Sat)10時00分配信

シリーズ:英国人の視点
text by ショーン・キャロル photo Getty Images
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ヴィッセル神戸が低迷するのは何度目のことだろうか。開幕からわずか7試合で三浦淳寛監督は解任され、新監督の下で再スタートを切ることとなった。果たして、クラブが向かう先に進歩と栄光はあるのか。ヴィッセル神戸が抱える問題の核心を考える。(文:ショーン・キャロル)


低迷するヴィッセル神戸

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【写真:Getty Images】

 ヴィッセル神戸の今シーズンは、クラブ自身や、専門家だと言われる我々の大半が期待していたようなスタートにはならなかった。むしろここまでは全く悲惨としか言いようがない。

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 2021年の神戸はラスト8試合で1敗しかせず、J1で3位フィニッシュという非常に良い形でシーズンを終えていた。その結果として、タイトル獲得に向けて川崎フロンターレに挑戦する有力クラブのひとつとしてシーズン開始を迎えることになった。

 だが実際には、クラブ史上最悪のシーズン序盤戦となってしまう。水曜日に行われたFC東京戦にも1-3で敗れたヴィッセルは開幕から9試合を終えて白星がなく、勝ち点わずか4ポイントで順位表の下から2番目に沈んでいる。

 3月19日の清水エスパルス戦を終えて開幕7戦未勝利となった時点で、三浦淳寛前監督はヴィッセルを去った。そして4月8日には、過去5年間で(暫定監督や、吉田孝行監督の2度の任期を含めて)10人目となる新監督として、ミゲル・アンヘル・ロティーナの就任が発表されている。

 スペイン出身のロティーナは、残留争いの真っ只中にあった2021年11月に清水エスパルス監督を解任された。だがJリーグでの前回の仕事こそ残念な結末を迎えたとはいえ、それ以前には十分に確かな評価を勝ち取っていた。それぞれJ2で東京ヴェルディ、J1ではセレッソ大阪を率い、相手にとって戦いにくい組織的なチームを作り上げた実績がある。

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