アジアサッカー・AFCチャンピオンズリーグ（ACL） 最新ニュース
【写真：Getty Images】
非常に複雑なACLグループ突破条件
川崎フロンターレはAFCチャンピオンズリーグ（ACL）グループIを2位で終え、この時点で決勝トーナメント進出を決めることはできなかった。2位通過の条件はどのようになっているのだろうか。
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30日に行われたグループ最終節の広州FC戦には1-0の勝利を収めた川崎F。同時刻のジョホール・ダルル・タクジム対蔚山現代戦がドローに終われば川崎Fが首位となるところだったが、後半アディショナルタイムのラストプレーで劇的決勝点を奪ったジョホールが首位での突破を勝ち取った。
グループ2位となったチームが決勝トーナメントへ進めるかどうかは他グループとの兼ね合い次第。東地区5グループの2位チームのうち、成績上位3チームまでが突破することができる。だが、上海海港の参加辞退によりグループJが3チーム構成となったことが非常に事態を複雑にしている。
グループJとの調整のため、その他の4グループの2位チームの成績は、グループ最下位チームとの対戦結果を除外して計算されることになった。川崎Fは、最下位となった広州を除く2チームとの対戦で勝ち点5を獲得して全日程を終えている。
横浜F・マリノスなどが入っているグループHと、ヴィッセル神戸などが入っているグループJは、2位の有効勝ち点が6ポイント以上となることが確定している。川崎Fが成績上位3位までに入るためには、グループFとGの2位チームを上回るしかない。
グループFの2位チームが有効勝ち点5以下となるのは、大邱FCが2位となるケースのみ。そのためには大邱がライオン・シティ・セイラーズと引き分け、浦和レッズが山東泰山に勝利を収めるという結果が必要になる。
グループGでは、全南ドラゴンズとBGパトゥム・ユナイテッドのどちらかが2位になった場合、川崎Fの成績を下回る可能性がある。そのために必要な結果は全南がBGパトゥムに勝利した上で、メルボルン・シティがユナイテッド・シティに勝利または敗戦（引き分け以外）となることだ。
4試合全てが一定の結果となる必要があり、非常に厳しい確率だと感じられるかもしれない。だが浦和とメルボルンがそれぞれグループ最下位チームに勝利することはそれほど難しくないと考えれば、残りの2試合次第で川崎Fに突破が転がり込んでくることも考えられなくはない。
川崎Fの運命を左右する4試合のうち、メルボルン対ユナイテッド・シティ戦（日本時間23時開始）を除く3試合は日本時間20時から現在開催中。Jリーグ王者はその結果を見守ることになる。
【了】
