清水エスパルス　最新ニュース

　1999年は、清水エスパルスにとって唯一無二のシーズンだ。スティーブ・ペリマン監督率いるチームがJ1初のステージ優勝を果たした年である。オズワルド・アルディレス監督がつくったベースから飛躍を遂げ、2ndステージでついに栄光を手にした。チャンピオンシップでは宿敵・ジュビロ磐田に屈したものの、頂上決戦にふさわしい白熱のバトルは、観る者を熱くした。1999年のエスパルスから、主力メンバー5人をピックアップして紹介する。

森岡隆三

生年月日：1975年10月7日
1999年J1成績：26試合1得点
在籍時期：1995-2006

　清水エスパルスの鉄壁を築いた一人が森岡隆三だ。このシーズンはリーグ戦26試合に出場した。

　1994年に鹿島アントラーズでプロキャリアを始めた森岡は、なかなか出番を得られず、1995年途中に期限付き移籍でエスパルスに加入して開花。定位置を確保し、1999年にはフィリップ・トルシエ監督が日本代表に招集した。

　森岡のプレースタイルを表現する上でよく使われる言葉が「クレバー」だった。リーダーシップと機転の利いたライン統率でエスパルスの守備を引き締めている。その働きが評価され、このシーズンはJリーグのベストイレブンにも選ばれた。