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伊藤洋輝
【写真:Getty Images】




シュトゥットガルトDF伊藤洋輝が日本代表初招集


 日本サッカー協会(JFA)は20日、6月の4連戦に向けたサッカー日本代表メンバーを発表した。



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 28人の招集メンバーの中で、唯一の初招集選手となったのはDF伊藤洋輝だった。ジュビロ磐田からドイツ・ブンデスリーガ1部のシュトゥットガルトに期限付き移籍し、チームの1部残留に大きく貢献した活躍ぶりが認められた形だ。

 日本代表を率いる森保一監督は20日に行われたオンライン記者会見の中で、伊藤の選出理由について「シュトゥットガルトでシーズンを通してディフェンスのポジションで出続け、守備のところで屈強な相手を止めながらも、彼の良さを出してチームの攻撃の起点となる選手として活躍していた」と説明した。

 昨年夏の移籍当初はセカンドチームでの起用が見込まれていた伊藤だが、ブンデスリーガ1部第3節のフライブルク戦で初めてトップチームの試合に起用される。そして、瞬く間にレギュラーの座をつかみ、主にセンターバックとしてディフェンスラインの柱を担った。

 2021/22シーズンはリーグ戦29試合に出場して1得点1アシスト。最終節のケルン戦では、シュトゥットガルトを1部残留に導くMF遠藤航の劇的な決勝点をアシストして注目を浴びた。

 今月17日に行われたオンライン取材の中でも森保監督は「1シーズン、レギュラーとして出続けた。ブンデスリーガのハイインテンシティとデュエルの部分でも激しく厳しい中、世界のトップFWを相手にしてもしっかり守備ができる。攻撃の起点としても間違いなく計算されていたと思います。彼の成長は本当にすごい」と伊藤の躍進ぶりを大絶賛していた。

 かつて東京五輪に向けて活動していたU-21日本代表で、伊藤はボランチとして起用されていた。2018年に開催されたAFC U-23選手権(現AFC U-23アジアカップ)でのことだ。森保監督は当時の起用理由について「彼は中盤のプレーヤーとして所属クラブでプレーしていた」ことを挙げる。

 だが、今回のA代表初招集にあたって評価されたのは「守備力が格段に上がった」こと。所属クラブでの役割や、DF登録での招集であることも踏まえれば、森保監督は伊藤を日本代表でセンターバックとして起用していくつもりのようだ。

 もともとセントラルMFとしてプロになったこともあり、ビルドアップの質の高さは折り紙つき。さらに日本でもドイツでもセンターバックとして経験を積み、フィジカル的な強さとともに守備スキルも大きく成長した。また、彼には長身で左利きという貴重な特徴もある。

 アーセナルでプレーするDF冨安健洋が負傷の影響でコンディションに不安を抱える中、伊藤が日本代表の競争に風穴を開ける存在となるだろうか。

 日本代表は6月2日にパラグアイ代表、同6日にブラジル代表、同10日にガーナ代表、そして同14日にチュニジア代表かチリ代表のいずれかと対戦する。11月のカタールワールドカップ本大会に向けた最後のサバイバルレースも同時スタートだ。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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