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サッカー日本代表、伊藤洋輝のデビュー戦の評価は? CBとSBの二刀流、長友佑都らとの競争に名乗り

text by 編集部 photo by Shinya Tanaka

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【写真:田中伸弥】



伊藤洋輝で代表デビュー!その評価は?

 サッカー日本代表は2日、キリンチャレンジカップ2022でパラグアイ代表と対戦。札幌ドームで行われたこの一戦で4-1の大勝を収めた。



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  FIFAワールドカップカタール2022に向けた強化試合の初戦で、日本代表はアジア最終予選時からスタメンを大幅に変更。この試合では、日本代表に初選出された伊藤洋輝がデビューを飾った。

 今季シュトゥットガルトで評価を高めた伊藤は、左サイドバックでスタメン出場。抜群のスピードを誇る同選手は、開始5分に絶妙なタイミングのインナーラップからのクロスで堂安のシュートを演出すると、33分にも同様の攻撃参加。左ウイングの三笘薫と見事な連係からチャンスを演出した。

 伊藤は果敢な攻撃参加をみせていたが、むやみに上がっていたわけではない。三笘が縦に仕掛ける際はスペースを潰さないために上がらず、時間を使うタイミングやカットインする際を見極めて攻撃参加していた。

 また、左足から繰り出されるキックは高精度。自陣でボールを持つと瞬時に最前線の浅野拓磨を確認し、正確なロングフィードを配球していた。

 後半からはCBへポジションを変更。1失点を喫してしまったが、裏へ走る相手FWを完璧に抑えるなど、90分通してSBとCBの両ポジションで存在感を発揮した。特にSB時の活躍は見事だった。

 伊藤の主戦場はCBだが、SBに置くことで果敢な攻撃参加だけでなく、高精度のロングフィードによるカウンター攻撃やセットプレー時のターゲットになるなど、攻撃にさらなる幅をもたらす。

 森保ジャパンでは、長友佑都と中山雄太の2名が主に左サイドバックを務めてきたが、伊藤の台頭により、同ポジションのスタメン争いはさらに熾烈を極めるだろう。

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