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サッカー日本代表、“王国”ブラジル代表と激突

【日本 0-0 ブラジル　キリンチャレンジカップ2022】

　キリンチャレンジカップ2022が6日に行われ、サッカー日本代表はブラジル代表と対戦している。

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　森保一監督は、ブラジルとの大一番に現状のベストメンバーと言える11人を先発起用。GKに権田修一、ディフェンスラインに右から長友佑都、板倉滉、吉田麻也、中山雄太が入った。そして中盤アンカーに遠藤航、インサイドハーフは原口元気と田中碧が務め、3トップは伊東純也、古橋亨梧、南野拓実が並ぶ。

　一方、ブラジル代表はネイマールやヴィニシウス・ジュニオール、アリソン、ダニエウ・アウヴェスらが先発出場。こちらもカタールワールドカップを意識した本気のメンバー構成で日本戦に臨む。

　開始2分、日本はいきなりピンチを迎える。ヴィニシウスのパスを受けたネイマールがゴール前で意表を突くヒールパスを繰り出すと、それを感じていたルーカス・パケタがフィニッシュに持ち込む。しかし、シュートはゴールポストに当たって失点は免れた。

　その後、日本はブラジル相手に臆することなく堂々たる戦いを披露。陣形全体をコンパクトに保って組織的に守りつつ、ボールを奪った後は保持する時間も作りながらサイドを使った攻めで相手ゴール前に入っていく場面も作った。

　ただ、なかなかシュートまで持ち込めない。一方でブラジルは19分にテンポのいいパス交換で日本の守備を攻略し、ダニエウ・アウヴェスのラストパスに抜け出したラフィーニャが強烈なシュートを放つ。GK権田のファインセーブで難を逃れたものの、日本にとっては危険なチャンスを作られた。

　23分、日本はコーナーキックからブラジルのゴールを脅かす。伊東が蹴った左コーナーキックに遠藤が頭で合わせるが、ゴール前に落ちたボールには古橋が詰めきれず。先制点とはならなかった。

　27分にはブラジルがチャンスを作る。中盤でのボール奪取からコンビネーションプレーでシュートまで持ち込み、一度日本ディフェンスに弾かれたこぼれ球をネイマールがミドルシュート。鋭いカーブを描いてDFたちの間を縫ってゴールに迫ってきたボールは、GK権田がスーパーセーブで弾き出した。

　徐々にブラジルの圧力が強くなってきていた35分、日本は伊東が右サイドの深い位置で溜めを作り、内側を追い越してきた長友にパスを通す。そして長友はペナルティエリア内からシュートを放ったが、惜しくもサイドネットに外れてしまった。

　ファウルでブラジルにセットプレーのチャンスを与えることも多くなり、39分にラフィーニャ、41分にカゼミーロと連続で惜しい直接フリーキックに脅かされた。直後の42分には低い位置でボールを奪われ、ペナルティエリア内でネイマールにシュートを放たれるが、またしても権田がファインセーブで阻止する。

　守護神の好セーブ連発に助けられながらも、日本はブラジル相手に一歩も引くことなく堂々と戦い、前半は0-0のまま終了。後半も両者ギリギリの攻防が続きそうだ。

【得点者】
なし

【了】