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日本代表 2年前

久保建英がW杯メンバー当確とは言えない理由。「原点回帰」で初ゴール、サッカー日本代表で生き残るのに必要なこととは?【コラム】

シリーズ:コラム text by 元川悦子 photo by Getty Images

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サッカー日本代表は10日、キリンカップサッカー2022でガーナ代表と対戦し、4-1で勝利した。この試合に先発した久保建英は、代表デビューから3年越しとなる初得点をマークした。インサイドハーフというポジションで山根視来や堂安律と素晴らしい連係を築いたが、開幕まで半年を切ったカタールワールドカップメンバー入りへの切符を掴んだとは言い難い。カタールで輝くためには、まだ乗り越えなければいけない壁がありそうだ。(取材・文:元川悦子)


数少ないアピールの場となった久保建英

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【写真:Getty Images】

 ブラジル代表という世界最強チームに実力差を突きつけられてから4日。日本代表は10日、2022年カタールワールドカップ(W杯)出場国・ガーナ代表戦で再出発を切った。

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 11月の本番まで残されたテストマッチは9月のインターナショナルマッチデー(IMD)含めて4戦。当落選上のメンバーにとっては1つのチャンスも無駄にはできない。

 ガーナ代表戦にスタメン起用された1トップの上田綺世、右WG堂安律、久保建英と柴崎岳の両インサイドハーフはまさにそう。強行日程の中、18人で来日した相手に存在感をアピールする必要があった。

「僕は普段、4-3-3のインサイドハーフで出ている2人(守田英正と田中碧)よりは前目の位置に出て、彼らと同じ土俵で勝負しても意味がない。ビルドアップのところは遠藤(航)選手と柴崎選手に任せて、トップ下みたいなことではないけど、運動量を増やしていこうと。特に右サイドでは連係を作って、どんどんテンポよく攻めていければと考えていましたね」

 3月の最終予選ラストマッチ・ベトナム代表戦以来の先発となった久保はこう語る。これまで代表ではあまり経験のないインサイドハーフでトライするにあたって、彼はやるべきことをしっかり整理してピッチに立った。

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