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日本代表 2年前

久保建英はリスクもある。三笘薫のドリブルは? サッカー日本代表、ガーナ代表戦で見えたW杯でも期待できるもの【西部の目】

シリーズ:西部の目 text by 西部謙司 photo by Shinya Tanaka

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サッカー日本代表は10日、キリンカップサッカー2022でガーナ代表と対戦し、4-1で勝利した。攻撃陣はパラグアイ代表戦同様に得点を重ねたが、ワールドカップ本大会を想定したときに、武器になるものは見つかったのか。インサイドハーフで起用された久保建英、ドリブルで違いを生み出した三笘薫への評価とは。(文:西部謙司)


効果的だった日本代表の3/4プレス

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【写真:Getty Images】

 ガーナ代表はワールドカップで同グループの韓国代表を想定したゲームだったと思うが、日本代表にとってガーナ代表はグループリーグで対戦する相手を想定しにくい。あえていうなら、攻撃に関しては仮想ニュージーランド代表(またはコスタリカ代表)、守備については仮想ドイツ代表になるだろうか。

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 日本代表はそれほどハイプレスを仕掛けていない。基本的には敵陣の半分ぐらいからのプレスなので、フィールドの4分の3を対象とした3/4プレスといったところ。ドイツ代表を想定した場合、これが現実的な守り方になるのかもしれない。

 ドイツ代表にブラジル代表ほどのテクニックはないが、プレス回避はかなり洗練されている。ハイプレスを外されてひっくり返される危険があり、それが最も危ない失点リスクだと思う。もう1つの失点リスクとして自陣ビルドアップの失敗があり、ブラジル代表戦に続いて自陣でボールを失っての失点があった。ただ、相手がハイプレスしてこなかったのでハイプレス耐性が問われる試合にはなっていない。

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