レオ・セアラ、2試合で驚異の5得点3アシスト。「チームのために何ができるか」謙虚すぎるストライカーの胸の内

2022年07月03日(Sun)16時42分配信

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レオ・セアラ
【写真:Getty Images】



絶好調レオ・セアラ、直近2試合で5得点3アシスト

 明治安田生命J1リーグ 第19節が2日に行われ、横浜F・マリノスは清水エスパルスに5-3で勝利を収めた。



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 マリノスのFWレオ・セアラはハットトリックと1アシストでチームの勝利に大きく貢献した。前節の柏レイソル戦では2得点2アシストを記録しており、直近2試合で5得点3アシストと驚異のパフォーマンスでチームをけん引している。

 だが、シーズン序盤は苦しんだ。怪我で出遅れ、新加入のFWアンデルソン・ロペスが先発起用される試合も多く、レオ・セアラに回ってくる出番は限定的。AFCチャンピオンズリーグ(ACL)のグループステージ初戦で今季初ゴールを含む2得点を奪ったものの、Jリーグでの初ゴールは5月14日のJ1第13節の湘南ベルマーレ戦まで決まらなかった。

 出場機会が限られ、なかなかゴールが入らないとストライカーは調子を崩しがちだ。だが、レオ・セアラは腐ることなく一生懸命チームに尽くし続けた。

「出遅れた部分があったけれど、常にチームのために何ができるのか、自分に何ができるのかを考えつつ、日々成長しようという気持ちでここまでやってきた。今後も考えを変えず、日々成長して、チームのために何ができるかを考えることが大事だと思う」

 こうした謙虚な姿勢は、ピッチ上での献身性にも表れている。レオ・セアラはゴール前で味方からのパスを待っているタイプではなく、守備からプレスに全力疾走してボールを追い回す。ポストプレーも積極的にこなし、そのうえでゴールに向かっていくのが信条だ。

 清水戦で決めた自身の2点目は、レオ・セアラらしさ全開のゴールだった。2-2に追いつかれた直後の49分、マリノスは相手のスローインに対して果敢にプレスをかけてパスミスを誘うと、バックパスに備えてポジションを取っていたレオ・セアラがボールを拾ってドリブルを開始。そして、ペナルティエリア手前から右足を振り抜いた。

 低くコントロールされた強烈なシュートは、清水の日本代表GK権田修一の手をかすめてゴール左隅へ。「僕たちはプレスの強いチームなので、プレスをかけて、相手のミスを誘って、ちょっとスペースがあってしっかりと体の向きも作れた。その後は練習をしている角度なので、入ってよかった」とレオ・セアラは手応えを語る。

 常に「自分がゴールを決められるのは、みんながパスをつないできてくれるおかげ」と言い続けているマリノスの背番号9は、何ゴール決めようと謙虚な姿勢を崩さない。ストライカーとしてのエゴとチームに対する忠誠心をバランスよく備えた、最高のチームプレーヤーとして価値を証明し続けている。

 最近の好調の要因は「やっぱり出場時間だと思う」と語るが、その次に続く言葉はやはり「チーム」なのである。

「チーム全体が『自信を持ってやれ』という言葉をかけてくれるし、自信を持てるようなプレーをみんながしてくれるので、みんなのおかげだと思う。僕だけでなくチーム全体が本当にいい。それが(好調の)要因ではないかと思う」

 マリノスは清水戦で5連勝を達成し、J1の首位に立つ。もうすぐ長期の出場停止からアンデルソン・ロペスも戻ってくる中で、レオ・セアラはこれまでと変わらない姿勢を貫くつもりだ。

「いま連勝している。この後連戦なので、しっかりとこの連勝をベースにして、集中力をみんなで保ちつつ、連戦でもこういったパフォーマンスをコンスタントにできるように、みんなでやっていかないといけない」

 マリノスではレオ・セアラ、西村拓真、アンデルソン・ロペスの3人が7得点を挙げ、J1得点ランキングの4位で並んでいる。いずれもチームのために走ることを厭わないハードワーカーだ。頼もしすぎるピッチ上の“獅子”は、周囲と切磋琢磨しながらどこまでゴールを積み重ねられるだろうか。その数が、チームのリーグ優勝という目標に直接つながっていくのは間違いない。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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