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日本代表 2年前

藤田譲瑠チマに感じる可能性。サッカー日本代表のチームカラーに合うアタッカーとは?【西部の目/E-1サッカー選手権2022】

シリーズ:西部の目 text by 西部謙司 photo by Shinya Tanaka

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サッカー日本代表は19日、EAFF E-1サッカー選手権で香港代表と対戦し、6-0で勝利した。Jリーグで活躍している選手たちは、それぞれが持つ強みを発揮していた。11月に開幕するカタールワールドカップのメンバーに入る者は現れるのだろうか。(文:西部謙司)


香港代表戦で目立った3選手とは


【写真:Getty Images】

 インターナショナルマッチデーでないため招集に拘束力がないEAFF E-1サッカー選手権には、Jリーグから選抜された日本代表で臨んでいる。

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 ワールドカップのメンバーに滑り込むためのテストという位置づけになる大会だが、本大会までの準備日数もほとんどない中でE-1から最終メンバーへ入るのはかなり狭き門ではないかと思われる。

 香港戦で目立ったのは西村拓真、水沼宏太、相馬勇紀の3人。

 トップ下で起用された西村はシンプルで確実なパス捌きと、ペナルティーエリア内で勝負できる得点力が魅力だ。ペナルティーエリア内でパスを受けてターンした後、DFを上手く外して冷静に決めた1点目(日本代表の3点目)、続いて無回転気味の芯を食った左足のミドルシュートで2点目。得点力をみせつけた。献身的なハードワークも現代表のカラーと合っている。もうひと働きあれば、鎌田大地、南野拓実と競合する存在に浮上するかもしれない。

 親子二代での代表入りとなった水沼は右サイドの職人だ。香港戦でも右サイドから繰り出すクロスボールで次々にチャンスを作っていた。代表の右サイドには鉄板の伊東純也がいるが、水沼にはクロスの精度という明確な武器がある。この試合では山根視来とのコンビネーションも良く、ハードワークもできる。時間限定での起用でも結果を叩き出せるラストパスの精度をどう評価するか。

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