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ブラジルの「ガラスの天才」5人。栄光と苦悩…世界最高級の才能も怪我に泣いた男たち

シリーズ:ガラスの天才5人 text by 編集部 photo by Getty Images

FW:アレシャンドレ・パト(元ブラジル代表/オーランド・シティ)

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【写真:Getty Images】


FW:アレシャンドレ・パト(元ブラジル代表/オーランド・シティ)
生年月日:1989年9月2日
ブラジル代表:27試合10得点2アシスト

 2006年、アレシャンドレ・パトは日本で開催されたクラブW杯に出場。17歳でこの大会に出場したパトは、肩ドリブルなどの華麗なプレーでサッカーファンを魅了し、優勝に貢献している。世代別代表でも活躍したパトは、翌年 ACミランに加入。背番号7を与えられ、08/09シーズンのセリエA年間最優秀若手選手賞を受賞した。

 一気にスター街道を駆け上がり、世界中から注目を浴びたパトだが、7年ぶりのスクデット(セリエA優勝)を獲得した10/11シーズンは筋肉系のトラブルにより負傷離脱。翌シーズンも同様の負傷により戦線離脱を余儀なくされると、その後は負傷と復帰を繰り返し、ほとんど試合に出られないまま2013年にACミランを退団している。

 ACミランを退団後は母国に帰還したが、2015年にチェルシーへ加入したが、わずか3ヵ月で退団している。一時は復調の兆しも見えたが、昨年2月に加入したオークランド・シティでは膝を負傷。再起を目指した矢先に再び長期離脱を強いられた。しかし、今季は大きな怪我もなくプレーを続けている。ミラン復帰の願望を明かしたこともあったパトは、今季限りでオーランドとの契約が満了になる。32歳の天才はどのようなキャリアを歩むのだろうか。

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