武藤嘉紀「本当に責任を感じる」。ヴィッセル神戸のACL4強進出に足りなかったものとは?【ACL】

2022年08月22日(月)20時39分配信

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【写真:Getty Images】



ヴィッセル神戸、ACL準々決勝で敗退

 AFCチャンピオンズリーグ(ACL)の準々決勝が22日に行われ、ヴィッセル神戸は韓国の全北現代モータースに1-3で敗れてベスト4進出を逃した。



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 横浜F・マリノスに勝利した18日のラウンド16から中3日だった神戸は、「この過密日程で、まして今日は夏の暑さで16時キックオフということで、3試合全てに勝つことを前提に考えたら、スタメンを入れ替えた方がいい」という吉田孝行監督の判断のもと、スタメンを7人変更して臨んだ。

 それでもFW武藤嘉紀は2試合連続のベンチスタート。負傷明けでコンディションが万全でなく、後半途中からの出場になった。FW大迫勇也やMFアンドレス・イニエスタがベンチ外となった中、武藤は流れを変える役割を担ったものの無得点。「チームの勝利に貢献できなかったことに本当に責任を感じます。切り替えてリーグ戦に集中するしかない」と苦々しい表情で語った。

 神戸は64分にMF汰木康也のゴールで先制に成功したものの、直後の66分にFWモドウ・バロウに同点ゴールを奪われた。追いついた全北現代に流れが傾いていた74分から、武藤やMF大崎玲央、DFマテウス・トゥーレルが投入される。

「相手がいい時間に点を取り返して、かなり勢いに乗ってしまったので、本当に反省しなくてはいけなかった。僕たちはそれで受け身にならず、もっともっと後から入った選手が、もう一度こっちの流れに引き戻す作業が必要だったのかなと思います」

 武藤は自らがピッチに立ってからの試合運びの拙さを悔やむ。結局、どちらも決勝ゴールを奪えないまま延長戦に突入し、延長前半の103分に全北現代のFWグスタボの決勝弾を浴びた。途中出場だったブラジル人ストライカーは、左サイドのバロウからのクロスに長身と巨体を生かし神戸ディフェンスの上からヘディングシュートを叩き込んだ。

 最後はGKまでゴール前に上げたコーナーキックの際にカウンターを食らい、全北現代に3点目を許して試合終了。2年前の大会でベスト4に進出した経験を持つ神戸は、あと一歩およばず準々決勝敗退となった。

 何が足りなかったのか。武藤は「やっぱり踏ん張るところかつ、走るところ。自分自身も途中から入ったにも関わらず、ギアを上げ切ることができなかった。チームを活性化できなかった」と猛省する。

 とはいえACLのノックアウトステージ2試合で収穫がなかったわけではない。吉田監督就任以降、徐々にチームの調子が上がっている中で臨んだ今大会で「とにかく自分たちが戦うこと、走ること。そういった姿勢は見せられたと思います」と武藤は胸を張る。

 そして「それがベースだということも再確認できた大会だったと思うので、どんなに苦しくてもチームのために走ることを、全員がもう一度しっかり胸に刻んで残りの試合を戦っていきたいと思っています」と続けた。

 ACL敗退が決まったため、神戸は残りのリーグ戦でのJ1残留と天皇杯のタイトルを狙って戦っていくことになる。武藤は「こういうミスは絶対に繰り返さないように。もうリーグ戦は落とせないですし、天皇杯ももちろん勝ちにいきますし、そこに全集中力を向けて挑んでいきたいと思います」と気を引き締めていた。

 ベスト8で敗れたACLがリーグ戦での浮上のきっかけとなるか、悔しさをバネに立ち上がる武藤や神戸の選手たちの巻き返し力に期待したい。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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