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Jリーグ 2年前

不屈の精神! 難病と闘うJリーグ選手5人。逆境に立ち向かい復活。元サッカー日本代表、スペイン人選手も

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

早川史哉(はやかわ・ふみや)


【写真:Getty Images】


早川史哉(はやかわ・ふみや)
生年月日:1994年1月12日

 2016年6月13日、1本の衝撃的なニュースが日本中に知れ渡った。アルビレックス新潟は、当時22歳の早川史哉が急性白血病と診断されたことを発表している。4月24日の試合後にリンパ節の腫れが見られ、翌日検査を行ったところ、後日診断が下ったという。

 アルビレックス新潟の育成組織出身で、南野拓実や中島翔哉らとともに出場したFIFA U-17ワールドカップでは3得点を挙げてベスト8入りに貢献している。将来を嘱望される存在で、筑波大学を経て2016年に新潟に加入した。2月の開幕戦でJリーグデビューを果たしたが、そのときには既に症状が出始めていた。

 幸いにも骨髄バンクでドナーが見つかり、11月に移植手術を受けることができた。その後は懸命な努力によりチームの練習に復帰。そして、白血病の診断からおよそ3年半の2019年10月5日、25歳となった早川はJリーグのピッチに戻ってきた。2020シーズンはリーグ戦30試合に出場し、翌年にはゴールも決めた。現在は新潟市がん検診啓発アンバサダーとしてがん検診の大切さを伝えるとともに、ピッチでは多くの人々に勇気と感動を与えている。 

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