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黒歴史…ドイツワールドカップで起きた最悪の事件5選。危険なプレーの数々に世紀の大誤審も

シリーズ:ワールドカップで起きた最悪の事件5選 text by photo by Getty Images

イタリア代表対アメリカ代表


【写真:Getty Images】


開催日:2006年6月17日
試合結果:イタリア 1-1 アメリカ
得点者:アルベルト・ジラルディーノ(イタリア)、オウンゴール(アメリカ)

 ドイツワールドカップを制したイタリア代表だが、当時22歳でチーム最年少だったダニエレ・デ・ロッシにとっては難しい大会となってしまった。

 その要因となった試合はグループリーグ第2節アメリカ戦だ。デ・ロッシは22歳で代表のキャプテンマークを巻いたことがあるなど既にアッズーリ(イタリア代表の愛称)の中心的な選手だったが、1-1で迎えた27分にアメリカ代表FWブライアン・マクブライドに対して大量の出血を伴う強烈な肘打ちを見舞ったことで一発退場の処分を受けた。

 この危険なプレーによって4試合の出場停止処分と罰金を科せられたデ・ロッシは大会終了の可能性もあったが、チームがファイナルまで勝ち進んだことで、出場停止処分が解かれたフランスとの決勝で途中出場から出番を得ることに成功。PK戦では3人目のキッカーとしてPKを沈めて、優勝メンバーの一員となった。

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