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ヴァンフォーレ甲府がJ2から偉業達成!PK戦でサンフレッチェ広島下し優勝【天皇杯決勝】

text by 編集部 photo by Getty Images

サンフレッチェ広島 最新ニュース


【写真:Getty Images】



PK戦までもつれ込んだ激戦を制す

【ヴァンフォーレ甲府 1-1(PK戦5-4) サンフレッチェ広島 天皇杯決勝】

 天皇杯JFA第102回全日本サッカー選手権大会決勝のヴァンフォーレ甲府対サンフレッチェ広島戦が16日に行われ、1-1からPK戦5-4で甲府が優勝を飾った。



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 甲府はJ2では7連敗中と低調ながらも、天皇杯ではJ1勢を次々と撃破して初の決勝進出。一方の広島はJリーグ創設以降で5度決勝に進んで全て敗れており、6度目の正直を狙う。

 前半16分には最初の決定的チャンスが甲府に生まれる。エリア右へのラストパスを受けた長谷川元希がGKと1対1の絶好機を迎えたが、GK大迫敬介が見事なセーブで先制点を阻んだ。

 それでもその10分後、均衡を破ったのは甲府。左CKからデザインされたショートコーナーを繰り出し、最後はゴールライン際に侵入した荒木翔からのマイナスのクロスに三平和司がダイレクトで合わせてゴールネットを揺らした。

 広島も後半からナッシム・ベン・カリファ、エゼキエウを新たに投入して反撃を狙いにいくが、甲府の安定した守備を崩しきれず。逆に甲府も74分にウィリアン・リラのミドルがクロスバーを叩くなど追加点をうかがう。

 追い詰められた広島だが、84分にはついにこじ開けることに成功。左サイドのエゼキエウが股抜きパスを通し、走り込んだ川村拓夢が狭い角度から左足で強引に撃ち抜いて同点ゴールを突き刺した。

 1-1でもつれ込んだ延長の後半、広島は満田誠のパスがエリア内で山本英臣のハンドを誘ってPKを獲得。だが決勝点の絶好機となったこの場面で満田のシュートをGK河田晃兵が見事な反応でストップし、甲府が希望を繋ぐ。

 結局120分を過ぎても決着はつかずPK戦へ。広島の4人目を務めた川村が河田に止められてしまい、5人目の山本まで全員が決めた甲府が初の天皇杯優勝を成し遂げた。

【得点者】
26分 1-0 三平和司(甲府)
84分 1-1 川村拓夢(広島)

【了】

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