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【ドイツ代表 カタールW杯無料選手名鑑】基本フォーメーション&招集メンバー全選手紹介

シリーズ:カタールW杯選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】


アルメル・ベラ=コチャプ
生年月日:2001年12月11日(20歳)
所属クラブ:サウサンプトン(イングランド)
22/23リーグ戦成績:10試合出場/0得点1アシスト
代表通算成績:1試合出場/0得点0アシスト

 今年9月にドイツ代表デビューを果たしたばかりの新星が、26人の枠に滑り込んだ。ポジショニングにはやや難があるが、190cmと体格に恵まれており、長い足を生かしたボール奪取と1対1での粘り強さはピカイチ。それでいて裏のスペースを瞬時にカバーできるスピード、奪った後のロングフィードも冴えるなど20歳にしては総合力が高い選手であり、ドイツ国内ではレバークーゼンのヨナタン・ターと比較されることが多い。果たしてカタールの地でプレーすることはできるか。

マティアス・ギンター
生年月日:1994年1月19日(28歳)
所属クラブ:フライブルク
22/23リーグ戦成績:14試合出場/2得点1アシスト
代表通算成績:46試合出場/2得点5アシスト

 サッカー日本代表MF堂安律とフライブルクでチームメイトとなっている28歳のセンターバック。191cmの長身を生かした空中戦にめっぽう強く、足元のテクニックが安定していてパスセンスや持ち運びにも長けている。また、サイドバックや中盤でもプレー可能と戦術的なインテリジェンスも兼ね備えており、現代型DFとして高い完成度を誇っている。2020年に妻クリスティーナさんとの間に誕生した息子のマッテオ君は、奇しくも自身と同じ1月19日生まれ。

クリスティアン・ギュンター
生年月日:1993年2月28日(29歳)
所属クラブ:フライブルク
22/23リーグ戦成績:14試合出場/0得点1アシスト
代表通算成績:6試合出場/0得点1アシスト

 フライブルクでキャプテンを務めるドイツ国内屈指のレフトバックだ。とにかくスタミナが抜群に豊富で、90分間タッチライン際での上下動を繰り返すことはお手の物。スピードに乗った鋭いドリブルからの正確なクロスによるチャンスメイクや、思い切りの良いタックルでピンチの芽を摘み取る能力に長けているなど、攻守におけるその働きぶりは目を見張るものがある。ブンデスリーガでは3季連続で全試合出場中と、怪我耐性とタフさに関しては世界トップクラス。

ティロ・ケーラー
生年月日:1996年9月21日(26歳)
所属クラブ:ウェストハム(イングランド)
22/23リーグ戦成績:12試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:22試合出場/0得点1アシスト

 ドイツ人の父とブルンジ人の母を持つDF。今夏より加入したウェストハムではセンターバックで起用されることが多いが、ドイツ代表ではサイドバック起用がメインだ。利き足の右だけでなく左でも正確なキックを放つなど足元の技術が高く、身長186cmと大柄ながらスピードも非凡という魅力がある。一方で好不調の波が激しく、守備時にあっさりとやられてしまうこともしばしば。崩しの局面におけるプレー精度もあまり高いとは言えないあたりがウィークポイントだ。

ルーカス・クロスターマン
生年月日:1996年6月3日(26歳)
所属クラブ:RBライプツィヒ
22/23リーグ戦成績:1試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:18試合出場/0得点5アシスト

 右サイドバックのファーストチョイス。今季ブンデスリーガ開幕戦で鎖骨を負傷し、メンバー発表時点で実戦復帰には至っていなかったが、なんとかカタールワールドカップに挑む権利を得た。身長187cmと大柄ながらスピードに長けており、カバーリングの意識が高く、相手選手へのアプローチの速さも光る。クロス精度も高水準と、攻守両面で頼りになる存在だ。父親と母親が元陸上選手というアスリート一家で育っており、自身同様、妹もサッカー選手である。

ダヴィド・ラウム
生年月日:1998年4月22日(24歳)
所属クラブ:RBライプツィヒ
22/23リーグ戦成績:13試合出場/0得点1アシスト
代表通算成績:11試合出場/0得点2アシスト

 近年の成長ぶりが著しい180cmの大型サイドバック。EURO2020(欧州選手権)終了後にドイツ代表に定着し、あっという間に左サイドのファーストチョイスとなった。90分間サイドでの上下動を絶えず繰り返すほど運動量が豊富で、デュエルの強さも非凡だが、最大の魅力は攻撃面におけるクオリティー。迫力のある前線への飛び出しから精度抜群のクロスを送り、味方のチャンスを演出するプレーを大得意としている。日本代表にとっても攻守において厄介な存在となるだろう。

アントニオ・リュディガー
生年月日:1993年3月3日(29歳)
所属クラブ:レアル・マドリード(スペイン)
22/23リーグ戦成績:12試合出場/1得点0アシスト
代表通算成績:54試合出場/2得点3アシスト

 これまでローマ、チェルシー、レアル・マドリードと各国の名門クラブで活躍してきた世界屈指のセンターバックだ。190cm・85kgという恵まれた体格を誇っており、対人戦の強さは圧倒的。それに加え、見た目からは想像できないほど爆発的なスピードも兼ね備えるなど、ありとあらゆるタイプの選手にとって高い壁となっている。非常に明るい性格の持ち主として知られており、ロッカールームにおける盛り上げ役としてもワールドクラスの存在感を放つ。

ニコ・シュロッターベック
生年月日:1999年12月1日(22歳)
所属クラブ:ドルトムント
22/23リーグ戦成績:14試合出場/0得点2アシスト
代表通算成績:5試合出場/0得点1アシスト

 今年3月にドイツ代表デビューを飾った若きDFが26人の枠に入った。安定感はまだまだ向上の余地があるが、191cmという長身を生かした空中戦の強さは非凡で、常に相手より先にボールを触ろうとする積極性と敏捷性も良い。また、同胞の先輩であるマッツ・フンメルスと比較されるほどパス精度が高い点も魅力だ。ちなみに、主要国際大会においてドイツ代表の左利きセンターバックがピッチに立ったのは12年前のホルガー・バトゥシュトゥバーが最後。ついに終止符が打たれるか。

ニクラス・ジューレ
生年月日:1995年9月3日(27歳)
所属クラブ:ドルトムント
22/23リーグ戦成績:11試合出場/1得点2アシスト
代表通算成績:42試合出場/1得点0アシスト

 自身2度目のワールドカップに臨むセンターバック。失点に直結するようなミスをしばしば犯してしまうのがウィークポイントだが、195cm・97kgという圧巻の体格を生かしたデュエルとエアバトルの強さはピカイチで、立っているだけでどこか威圧感がある。巨体ながら穴になるほど鈍足ではなく、水準以上のスピードを持っているのも、この男の恐ろしいところだ。サッカー以外で得意なスポーツは卓球で、若い頃には地域チャンピオンに輝いたこともあるんだとか。

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