フットボールチャンネル

【ドイツ代表 カタールW杯無料選手名鑑】基本フォーメーション&招集メンバー全選手紹介

シリーズ:カタールW杯選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

MF


【写真:Getty Images】


ヨシュア・キミッヒ
生年月日:1995年2月8日(27歳)
所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン
22/23リーグ戦成績:14試合出場/2得点3アシスト
代表通算成績:70試合出場/5得点19アシスト

 ドイツ代表とバイエルン・ミュンヘンの両チームで中心的存在となっている世界最高のMFだ。パスセンス、テクニック、フィジカル、IQ、スタミナの全てを高いレベルで備えているため弱点らしい弱点がなく、攻守両面において常に安定したプレーを保証してくれる。ドイツ代表が2014年以来のワールドカップ優勝を目指す上でのキーマンと言ってもいいだろう。ちなみに今年6月に結婚式をあげたが、バイエルンから招待したのは親友のセルジュ・ニャブリ1人のみだった模様。

レオン・ゴレツカ
生年月日:1995年2月6日(27歳)
所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン
22/23リーグ戦成績:10試合出場/3得点1アシスト
代表通算成績:44試合出場/14得点11アシスト

 27歳の大型MFが2大会連続のメンバー入りを果たした。キックやドリブルの質も高水準だが、何より凄まじいのはランニングの質と量。ダイナミックな攻撃参加からゴールネットを揺らすことは珍しくなく、守備ではどこまでもハードワークを怠らないなど、ボックス・トゥ・ボックス型としては世界屈指だ。もともとは細身だったが、新型コロナウイルス感染拡大による中断期間に肉体改造し、強靭なフィジカルを手に入れることに成功。その変貌ぶりは日本でも大きな話題となった。

イルカイ・ギュンドアン
生年月日:1990年10月24日(32歳)
所属クラブ:マンチェスター・シティ(イングランド)
22/23リーグ戦成績:11試合出場/2得点2アシスト
代表通算成績:62試合出場/16得点7アシスト

 ジョゼップ・グアルディオラ監督率いるマンチェスター・シティで存在感を放つ世界的MF。味方からボールを引き出し、精緻なパスで攻撃の勢いを加速させる能力が飛び抜けて高く、隙を突いたドリブルでの局面打開も素晴らしい。それに加え、いざゴール前に飛び込めばストライカー顔負けの決定力で得点を奪い切る力もあるなど、主役も脇役も高いレベルで演じられる恐ろしい才能の持ち主である。4年前のロシア大会はわずか1試合の出場に終わったが、果たして今回は。

ジャマル・ムシアラ
生年月日:2003年2月26日(19歳)
所属クラブ:バイエルン・ミュンヘン
22/23リーグ戦成績:13試合出場/9得点5アシスト
代表通算成績:17試合出場/1得点2アシスト

 カタールワールドカップにおける注目の若手選手の1人だ。一昨年にわずか17歳でブンデスリーガデビューを果たして以降、凄まじいペースで力をつけており、今やその市場価値は8000万ユーロ(約96億円)に。ボールが足に張り付いているかのような独特なタッチやドリブルから局面を打開し、ゴール前では落ち着きを払ったプレーで決定的な仕事を果たすなど、常にワクワクさせてくれる。“マンシャフトの未来”がどんな活躍を披露するのか。今大会の楽しみの1つと言える。

カイ・ハフェルツ
生年月日:1999年6月11日(23歳)
所属クラブ:チェルシー(イングランド)
22/23リーグ戦成績:12試合出場/3得点0アシスト
代表通算成績:30試合出場/10得点10アシスト

 下部組織時代から過ごしたレバークーゼンの「最高傑作」とも称されたMFが初のワールドカップ出場を掴み取った。ドイツ代表のレジェンドであるミヒャエル・バラックのようなパワーにメスト・エジルのようなエレガントさを兼ね備えた存在で、攻撃センスに文句の付けどころはない。以前まではゴールに向かうプレーに定評があったが、今は相手を背負ったプレーにも磨きがかかるなど、ますます怖さは増している。ちなみに好きな動物は犬や猫などでもなくロバという意外性。

ユリアン・ブラント
生年月日:1996年5月2日(26歳)
所属クラブ:ドルトムント
22/23リーグ戦成績:14試合出場/3得点2アシスト
代表通算成績:38試合出場/3得点3アシスト

 ドイツ代表で最後にスタメン出場したのは2020年11月のチェコ代表戦と序列は低かったが、2大会連続の出場を果たすことになった。かつてはスピードに乗った滑らかなドリブルでサイドから違いを作れる存在だったが、ドルトムントでの近年はテクニックと高いキック精度を武器にトップ下でつなぎ役として振る舞うことも多く、プレーの幅を着実に広げている。レバークーゼン時代にチームメイトだったカイ・ハフェルツとは大の仲良しで、今大会での好連係に期待がかかる。

マリオ・ゲッツェ
生年月日:1992年6月3日(30歳)
所属クラブ:フランクフルト
22/23リーグ戦成績:14試合出場/2得点0アシスト
代表通算成績:63試合出場/17得点11アシスト

 ブラジルワールドカップ決勝でゴールを決め母国を頂点に導いた男は2017年11月のゲームを最後にドイツ代表から遠ざかっていたが、サプライズ招集を果たした。その“理由”となったのは、やはり今夏に加入したフランクフルトでの活躍ぶりにあり、ハンジ・フリック監督からは「非常に高いレベルでプレーしている」「彼のフィットネスは最高の状態にある」と太鼓判を押された。得意とするポジションのライバルはかなり強力だが、大舞台での出場はあるのか。目が離せない。

ヨナス・ホフマン
生年月日:1992年7月14日(30歳)
所属クラブ:ボルシア・メンヒェングラードバッハ
22/23リーグ戦成績:12試合出場/4得点3アシスト
代表通算成績:16試合出場/4得点2アシスト

 2020年にドイツ代表デビューを果たした“遅咲きのMF”が念願のワールドカップ初出場を掴み取った。気の利いたパスや精度の高い右足のシュートで貢献できる選手だが、最大のストロングポイントはその万能性。スペースの使い方や作り方が非常に巧みで、スタートポジションに固執することなく様々なエリアに顔を出して味方をサポートするなど、ピッチの状況に応じて違った顔を見せることができる。グループリーグで対戦する日本代表にとっても注意が必要な存在だ。

1 2 3 4 5 6

KANZENからのお知らせ

scroll top