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【スイス代表 カタールW杯無料選手名鑑】基本フォーメーション&招集メンバー全選手紹介

シリーズ:カタールW杯選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】


シルヴァン・ヴィドマー(背番号3)
生年月日:1993年3月5日(29歳)
所属クラブ:マインツ(ドイツ)
22/23リーグ戦成績:13試合出場/1得点0アシスト
代表通算成績:34試合出場/2得点3アシスト

 マインツでキャプテンを担う29歳のサイドバックはこれが初めてのワールドカップとなる。ストロングポイントは圧倒的なスタミナと走力にあり、昨季のブンデスリーガではダヴィド・ラウムに次いで2位となるスプリント数976回、並み居る実力者たちを抑えトップとなるインテンシブラン2800回を記録とそのタフネスぶりを大きく証明した。怪我の頻度が少なく、フル稼働を約束してくれる“鉄人”は、W杯のような短期決戦にうってつけの存在と言っていいかもしれない。

ニコ・エルヴェディ(背番号4)
生年月日:1996年9月30日(26歳)
所属クラブ:ボルシア・メンヒェングラートバッハ(ドイツ)
22/23リーグ戦成績:13試合出場/2得点0アシスト
代表通算成績:41試合出場/1得点2アシスト

 ブンデスリーガ通算200試合以上に出場してきたセンターバックだ。189cmの長身を生かした空中戦なども悪くないが、特筆すべきはカバーリング能力の高さで、危険なエリアを察知してはそこへ俊敏に回り、相手の攻撃を完全にシャットアウトすることを得意としている。また、1試合での成功率90%超えが“当たり前”と言えるほどパスの精度が高く、攻撃の組み立て時にも頼りになるという魅力もある。ちなみに幼少期の頃にお手本としていたのはセルヒオ・ラモスだ。

マヌエル・アカンジ(背番号5)
生年月日:1995年7月19日(27歳)
所属クラブ:マンチェスター・シティ(イングランド)
22/23リーグ戦成績:8試合出場/0得点1アシスト
代表通算成績:43試合出場/1得点1アシスト

 今夏にマンチェスター・シティの一員となった世界屈指の守備職人。188cm・91kgというなんとも恵まれた体格を生かした球際の強さはピカイチで、簡単には振り切られないスピードも持つ。またジョゼップ・グアルディオラ監督から「ボールを持った時も彼は素晴らしいプレーヤー」と評された通り、ビルドアップ時の貢献度も高いなど、非の打ち所がない存在である。スイス代表が今大会で旋風を巻き起こすために、背番号5の活躍が必要不可欠であることは間違いない。

リカルド・ロドリゲス(背番号13)
生年月日:1992年8月25日(30歳)
所属クラブ:トリノ(イタリア)
22/23リーグ戦成績:13試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:100試合出場/9得点10アシスト

 今年9月にスイス代表通算100試合出場を達成したベテランDF。所属するトリノでは3バックの左を任されているが、代表では左サイドバックとして不動の地位を築いており、カタールワールドカップ・欧州予選では8試合中7試合、UEFAネーションズリーグ22/23では全6試合で先発出場を飾ってきた。派手さはないが、読みをきかせた積極的な守備に定評があり、左足から放つ質の良いクロスも自慢の1つとしている。W杯3大会連続全試合フル出場達成なるか注目だ。

エライ・キュマルト(背番号18)
生年月日:1998年2月4日(24歳)
所属クラブ:バレンシア(スペイン)
22/23リーグ戦成績:11試合出場/1得点0アシスト
代表通算成績:10試合出場/0得点1アシスト

 トルコ人の両親の下、スイスで生まれ育った。身長183cmと他のセンターバックに比べると小柄だが、非常にアグレッシブなプレースタイルであるため、体格のハンデを感じさせることが少ない。しかし、その特徴ゆえ危険なファウルを犯してしまうことも多く、それを証拠に今季のラ・リーガでは11試合の出場でイエローカード3枚とレッドカード1枚が提示されている。代表では基本的に控えだが、もしカタールのピッチに立つことがあれば、そのあたりは注意が必要だ。

ファビアン・シェア(背番号22)
生年月日:1991年12月20日(30歳)
所属クラブ:ニューカッスル(イングランド)
22/23リーグ戦成績:14試合出場/1得点0アシスト
代表通算成績:73試合出場/8得点9アシスト

 2013年のデビュー以降、スイス代表の最終ラインに立ち続けているベテランだ。所属するニューカッスルでは序列を落とした時期もあったが、現在は不動の存在となっており、今季の躍進を支えている。身長186cm・体重84kgとサイズは申し分なく、フィジカルとエアバトルでは頼もしいほどの強さを発揮する。またキック精度が高く、積極的に前線へ飛び出すなど攻撃力の高さも売りだ。端正な顔立ちで、様々なメディアの「イケメン選手特集」にはよく名を連ねる。

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