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【スイス代表 カタールW杯無料選手名鑑】基本フォーメーション&招集メンバー全選手紹介

シリーズ:カタールW杯選手名鑑 text by 編集部 photo by Getty Images

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【写真:Getty Images】


ブレール・エンボロ(背番号7)
生年月日:1997年2月14日(25歳)
所属クラブ:モナコ(フランス)
22/23リーグ戦成績:15試合出場/7得点2アシスト
代表通算成績:59試合出場/11得点14アシスト

 カメルーンにルーツを持つストライカーは、これでワールドカップ2大会連続出場となる。身長187cm・体重88kgという恵まれた体躯を持ち、非凡なパワーを自慢としていることはもちろん、水準以上のスピードとテクニックもあるなど、ただ単にデカいというわけではない。決定力にムラがある点は否めないが、単独で局面を打開する能力に関しては確かなものがあると言えるだろう。前回大会は2番手で、4試合無得点という結果に。主力として迎える今大会で不発は許されない。

ハリス・セフェロヴィッチ(背番号9)
生年月日:1992年2月22日(30歳)
所属クラブ:ガラタサライ(トルコ)
22/23リーグ戦成績:8試合出場/0得点0アシスト
代表通算成績:89試合出場/25得点10アシスト

 スイス代表通算89試合の出場を誇るベテランが自身3大会目のワールドカップに挑む。180cm後半という長身を生かしたポストプレーは精度が高く、より厳しいチェックを受けるボックス内でもさすがの強さを発揮する。コントロールにブレはあるものの左足から放たれるシュートは破壊力が抜群で、これまでにも多くの守護神を震え上がらせてきた。10代の頃、部屋に貼っていたポスターは2つあり、1つはクリスティアーノ・ロナウド、もう1つは「忘れた」とのこと。

レナト・シュテッフェン(背番号11)
生年月日:1991年11月3日(31歳)
所属クラブ:FCルガーノ
22/23リーグ戦成績:10試合出場/2得点3アシスト
代表通算成績:28試合出場/1得点3アシスト

 今夏にヴォルフスブルクから母国のFCルガーノに移籍したレフティー。主戦場は右サイドで、細かなテクニックを駆使したカットインを得意としている。また、攻撃的なポジションだけでなく、左右両サイドバックでのプレー経験もあり、チームの緊急時に柔軟に対応できる点も特徴と言えるだろう。課題はゴール前における精度で、これまでの長いキャリアにおいてリーグ戦2桁得点に到達したことは一度もない。スイス代表でもここまで28試合で1得点と寂しい数字だ。

ルベン・バルガス(背番号17)
生年月日:1998年8月5日(24歳)
所属クラブ:アウクスブルク(ドイツ)
22/23リーグ戦成績:11試合出場/1得点2アシスト
代表通算成績:27試合出場/4得点2アシスト

 2019年よりスイス代表に定着した左サイドの1番手候補だ。上背はないがアジリティーやスピードに長けており、一瞬でマッチアップするDFを振り切ることが可能。トップスピードに乗った状態でもドリブルがブレない技術力も素晴らしく、とくにカウンター時に相手へ与える恐怖はかなりのものがある。出生地は一昨年に現役引退したステファン・リヒトシュタイナーと同じで、故郷の英雄と言ってもいい同選手がアウクスブルクにやって来たときは驚きを隠せなかったようだ。

ノア・オカフォー(背番号19)
生年月日:2000年5月24日(22歳)
所属クラブ:ザルツブルク(オーストリア)
22/23リーグ戦成績:14試合出場/7得点1アシスト
代表通算成績:10試合出場/2得点1アシスト

 近い将来のビッグクラブ入りが噂される伸び盛りの22歳だ。メインポジションはCFで、身長185cmと大柄だが、中央でどっしりと構えるタイプではなく、その巨体に似合わぬほどのスピードとアジリティーを武器にサイドからも果敢に仕掛けることができる。決定力はまだ抜群に高いとは言い難いものの、所属するザルツブルクでの得点数は年々伸びているなど、徐々にではあるが磨かれている印象を受ける。カタールワールドカップでインパクトを残せるか注目したい。

ジェルダン・シャキリ(背番号23)
生年月日:1991年10月10日(31歳)
所属クラブ:シカゴ・ファイアー(アメリカ)
2022リーグ戦成績:30試合出場/7得点6アシスト
代表通算成績:109試合出場/26得点30アシスト

 スイス代表通算109試合出場を誇る攻撃の核で、今回のメンバーでは唯一のワールドカップ4大会連続出場となる。身長169cmとかなり小柄だが、サッカー界きってのムキムキボディを自慢としていることで知られており、フィジカルで劣ることはそう多くない。それに加え足元の技術も高く、チャンスメイクからフィニッシュまで、ゴール前では幅広い仕事をこなすなど、自由にさせては危険な存在である。個人としてもチームとしても、そろそろW杯ベスト16の壁を破りたいところ。

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