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田中碧が分析するクロアチア代表。サッカー日本代表は最強MF陣をどう封じるか【カタールW杯】

シリーズ:コラム text by 元川悦子

「クロアチアがどう来るかは正直、分かんない」



 最終予選でもそういったシーンが見受けられた。クロアチア代表のズラトコ・ダリッチ監督はサウジアラビアのアル・ヒラルやUAEのアル・アインで指揮を執っていたため、アジアのサッカーへの造詣が深い。昨年9月の最終予選・オマーン代表戦や10月のサウジアラビア代表戦もしっかりチェックし、あえて日本代表に持たせる戦術を選択してくるかもしれない。

 120分走り切れるスタミナと粘り強さを誇るクロアチア代表なら、それでも勝てるという絶対的自信があるに違いない。そこが日本代表にとっては高いハードルになりかねないのだ。

「クロアチアがどう来るかは正直、分かんないですね。やってみないと分からない。ただ、やり方を変えすぎるのはよくないし、コスタリカ戦みたいに90分間の中で変えていくのも1つの案。前半で2-0になることもあるだろうし、そうなったら前回大会の(ロストフの悲劇の)経験を踏まえてやればいいと思います」

 田中碧は状況に応じて個々がブレることなく。的確な判断を下しながら、ゲームを運ぶ重要性を改めて強調していた。

 1998年生まれの彼は覚えていないだろうが、日本はW杯で過去に2度、クロアチアの壁にぶつかっている。

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